お子さまとの日々の生活の中で、困りごとを感じている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?ほんの些細なことでも、毎日となると大変に感じてしまうこともありますよね。
今回はそんな、お子さまの生活面でのお困りごとをみなさまに聞いてみました。
非常に多くのお声をいただいたため、二部に分けてご紹介しております。
こちらの記事は後編となりますので、ぜひ前編もご覧ください。
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生活面での困りごと・・・具体的には?
※LITALICOライフLINE公式アカウントお友達へのアンケート結果より
回答期間:2023年05月23日~05月28日
回答人数:3,192名
※一部抜粋
「計画が立てられない」を選択された方のお声
放課後、宿題や明日の用意、習い事の練習などやる事はたくさんあるのに、先延ばしにして始められないため、終わらない。
学校でもお稽古でも怒られているはずだが、全く行動が変えられず、改善しない。
始めるように声掛けしても、癇癪を起こすだけでなかなか取り組めない。
例えば朝、ご飯→歯磨き→着替えの順で支度をしているが、見通しをホワイトボードに絵カードつけて説明しても、理解できないようで、すぐに遊んでしまう。
「忘れ物が多い」を選択された方のお声
一つの事を考えてたら他の事を考えられず、毎朝、鍵や宿題、ヘルメット、部活用具を必ず一つ忘れて出る。片付けも苦手なため、余計探すことができない。
学校に持って行くものは親がフォローすることが出来るが、学校に忘れて帰ってくるのはなかなか弱る。学校に溜まっていたりする。(上履き・筆箱・体操着・傘・ランチョンマット・上着・宿題などなど)
「集中できない」を選択された方のお声
宿題に取り組んでいる途中で立ち上がってソファに座りに行く、食事の途中で漫画を読みに行く、話をしている最中に突然違う話題に変わる、など、とにかく集中出来ないので困っています。
今やっていることが終わってから次のことをやる、今の話が終わってから次の話題に切り替える、を習慣づけるにはどうすれば良いのか知りたい。
保護者の私自身もそういう衝動的な傾向があり、どうしていけば、集中力を高められるようになるのか是非知りたいです。
最後まで話を聞けない、聞いてるようで頭に入ってないので、コミュニケーション全体に支障がある。
学校から持ち帰ってきたものについて、本人に聞いてもわからないので、先生や友達に親が確認しないといけない。
「落ち着きがない」を選択された方のお声
赤ちゃんの時から遊び始めても1分くらいで直ぐに目についた物に興味を持ちじっとは出来ませんでした。
民間の療育に通って5分くらいは座れる様になりましたが、小3になった今でもご飯中や勉強中に目について物等みたらすぐにウロウロします。
間が苦手。列に並べないとかではないが、体がソワソワしてしまったり手をブラブラしたりどこか体の一部に刺激がないと落ち着かない様子。
「その他」を選択された方のお声
靴紐を結べない、小さなボタンの着脱が困難、自転車に乗れない、などの、生活や遊びにつながる運動発達遅滞。
コミュニケーションがスムーズに取れないので、連絡事項が伝わらない。気持ちを伝えられず我慢してしまう。
まとめ
アンケートにて生活面での困りごとを伺ったところ、非常に多くの方にご回答いただき、今回は前編に引き続き、具体的にいただいたお声をご紹介しました。
いずれの項目においても困りごとは多種多様で、工夫して対処できている部分もあれば、この先どうすればといった将来に対する不安を抱えている方もいらっしゃいました。
きっと同じような状況の方も多くいるかと思います。さまざまな困りごとがある中で、お子さまのできること・できないことを整理しながら一人ひとりに合った対策を考えることが大切になります。そのうえでお子さま自身の自己肯定感をあげるという意識も必要です。
LITALICOライフでは、現状を整理し今後どのような選択肢があるのか、どういう対策が必要かを一緒に考える「勉強会」「個別相談」を行っておりますので、こちらもぜひお気軽にご参加ください。
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