【6家庭の体験談】発達障害のある子ども。中学受験はどうする?

小学校卒業後の進路の一つとして私立中学への進学を考えるご家庭もあるかと思います。今回は中学受験に関して、受験を決めたきっかけや取り組み方などに関して皆さまからいただいた体験談をご紹介します。

 

【ADHD(注意欠如多動症)】の4家庭の声

神奈川県・はちさま・小学校5・6年
生活リズムを大切に
【受験のきっかけ・親子での取り組みや工夫したこと】
IQは高い(一応メンサ会員です)が、ADHDの特性により、提出物や宿題、忘れ物等、生活面が壊滅的で、内申点が重要になる高校受験で苦労するのが目に見えていたので。生活リズムが崩れないよう、普段通りの生活をし、学校も1月末まで普通に登校させた。無理せずに入れる学校を選んだ。
【志望校にあらかじめ確認したこと】
特性のある子を受け入れることに対する学校側の姿勢を確認した。
東京都・アプリコットさま・小学校3・4年
受験塾の雰囲気を大切に
【受験のきっかけ・親子での取り組みや工夫したこと】
幼稚園時は苦手かな?と思っていた読み書き、計算、知恵が急に小学生で得意になり、学校の勉強が簡単過ぎて苦痛そうだったこと。学校の先生の理解を得られる年と折り合いが悪い年とがあり、公立中学では内申点が取れないと判断したこと。小学校でからかいやいじめにあっており、本人が小学校の子達と離れたがっていたこと。受験塾で随分雰囲気が違い、環境選びは重要です。合宿でハチマキを巻いて熱血指導する塾、点数よりもノートの取り方等を重視し指導する塾は、体験の上、我が子には合わないと思い避けました。通わせた塾はクラスが20クラス近くあり成績順にクラス分けされており一見シビアですが、レベルに合う授業を聞け授業が楽しく、上位クラスは同じようなタイプのお子さんも多くて学校より居心地が良かったようです。毎回プリントを綴じた物がテキストとして配られるので、大量に増えるプリントの管理とマンスリーテストや組み分けテストまでの勉強スケジュールは私が一緒に立てて分かりやすく書いてあげていました。
【志望校にあらかじめ確認したこと】
特にありませんが、学校の成績表が必要な学校は避けました。(成績は良かったのですが生活面がいくつか毎回もう少し評価だった為、そこを見たい学校は入れても合わないだろうと思った為)
東京都・たかしばさま・小学校5・6年
分厚いテキストを工夫して…
【受験のきっかけ・親子での取り組みや工夫したこと】
小学校4年生の頃、非常に落ち着きがなく、この状況が継続したら中学校の内申点は厳しいと想定された。 公立中学区に進学すると、高校受験・大学受験が3年ごとに来るので、部活等の受験以外の生活が 非常に短くなってしまうため、合計して6年間の中高生活を過ごし、今後のやりたいことを見つけて欲しいと思った。 中学入試を経験することで、本人に成功体験を積ませてあげたかった。 ”「中学受験」という選択” 勉強会に参加し、ADHD/ASDの子の私立受験が候補に考えられると改めて思った。
コロナ禍で私(父親)がほぼ在宅勤務となったため、自宅での朝夕の時間帯に勉強を教えた。 特に得意としていた算数を伸ばそうと考えたが、分厚いテキストはやる気をなくすと考え 1ページごとにし、拡大コピーして書き込みで完結できるようにした。これを繰り返し実施した。
【志望校にあらかじめ確認したこと】
説明会の個別相談で、必ず下記のように尋ねた。 「うちの子は落ち着きがない方です。授業中に他の子に邪魔をするようなことはないのですが、ずっと怒られていると本人も気分悪いでしょうから、どのような時に注意されるかを教えていただけますか」 「他の子に迷惑をかけなければ、基本的に注意しません」「そんな子、男子校ですしいっぱいいますよ」と言われるところが大半。 しかし、「そういったお子さんはきめ細かい対応は難しい」「少人数制の学校を選ばれた方が」といった回答の学校もあった。 こうした学校は対象から外した。正直に回答されたことに感謝している。
広島県・てらちゃんさま・小学校5・6年
本人が見学したうえで…
【受験のきっかけ・親子での取り組みや工夫したこと】
通学予定の中学校がクラスの数も多く、大集団が苦手な息子には厳しい環境ではないかと思ったことと、小学校で友達もなかなかできなかったため、環境を変えてあげたいと思ったことです。 最初は親の思いで塾通いをさせたり、受験校の見学に行ったりしましたが、一番は本人が見学に行った学校で、ここに行きたい!と言い、勉強にも真剣に取り組みはじめたことで、受験させました。1年生から支援級に通っており、完全に通常級に移籍するタイミングを本人としっかり相談して決めました。
【志望校にあらかじめ確認したこと】
特に学校にはお願いはしていません。

【ASD(自閉スペクトラム症)】の2家庭の声

宮城県・ミリアピースさま・小学校5・6年
英検の勉強をして…
【受験のきっかけ・親子での取り組みや工夫したこと】
小2から不登校傾向があり、特性から支援コーディネーターの先生やスクールカウンセラーの先生から少人数の環境があっていると言われてました。人の顔や名前を覚えるのが苦手だったり、静かな環境を求めた事、高校受験の内申を取りにくい事、また、校区の中学校はマンモス校で、建て替えのため入学から卒業まで仮設の教室で過ごすとの情報を聞き、本人と話し合い受験する事にしました。英検を取ると受験に有利と聞き、2年前のコロナ休校時には英検の勉強をしました。
【志望校にあらかじめ確認したこと】
入試相談会では、不登校傾向や特性について説明し、実際にそういう子を受け入れているかを確認しました。
埼玉県・evaさま・小学校3・4年
なるべく一緒に勉強して…
【受験のきっかけ・親子での取り組みや工夫したこと】
不思議ちゃんで、ボーっとしてしまう事も多く、言われた事がすぐにわからない。流されやすい。公立だと、内申点も気にしなくてはならず、本来の自分を出せないのではないか? 周りについていけないのではないか?と思ったこと。なるべく一緒に勉強した。
【志望校にあらかじめ確認したこと】
面倒見がいいか? 発達障害の子も在籍しているか?

勉強を続けられるような工夫を

今回いただいた体験談のように、「今の環境を変えた方がよいのではないか?」「この先の高校受験のことも考えると中学受験をした方が良いのではないか?」

といったことをきっかけに私立中学受験を決められるご家庭もあるようです。

特性のあるお子さんにとって、受験勉強を続けられるようにご家庭でもそれぞれ工夫されている様子が分かりました。

現在LITALICOライフでは「中学校の選択肢と私立中学の特長」「中学受験に向けた準備」などについての情報をお伝えする無料の勉強会を開催しています。
中学以降どのような環境が子どもにとって良いのか悩んでいらっしゃるご家庭にも役立てていただける勉強会となっております。
勉強会後はコンサルタントによる無料の相談会に申し込んでいただくことも可能です。

こちらも合わせてぜひご覧ください。

次回は特別支援学級卒業後の進路についての体験談を公開!

次回は、特別支援学級卒業後の進路についての体験談を配信予定です。ただいまアンケートを募集しております。皆さまからのご回答をぜひお待ちしております!

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