「救急車のサイレンを極端に怖がって困る…!」「魚介の入っている食べ物はいっさい食べてくれない…」
こんなお子さまの困りごとをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はそんな、お子さまの感覚過敏についてみなさまに聞いてみました。
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【発達障害×子育てアンケート】結果発表!
※LITALICOライフLINE公式アカウントお友達へのアンケート結果より
回答期間:2023年07月02日~07月06日
回答人数:3,143名
実際の困りごとや対処法は?
※一部抜粋
「聴覚過敏」を選択された方のお声
イヤーマフを購入しましたが、かなりキツめに作られているようで、圧迫感がありかなかなか付けてはくれない。国道沿いを歩くときにや交通量の多いところを歩く時にどうしても耳を塞いでしまう。大人でも、大型トラックやバイクなど、ビクってなってしまうのに聴覚過敏の息子は相当なストレスなんだろうと、思います。イヤーマフにもいろいろあるので、もう少しわかりやすいものの説明がほしいなと思います。それか学校だけではなく、イヤーマフを体験ができるところがあったらいいなとおもいます。本人が嫌がらずにつけれるものを検索できたりできたら、無駄に何個もかわなくてもすみそうな気がする。
社会見学のバスの中の同級生の会話のザワザワとした感じが、帰りのバスで疲れてくるとかなりのボリューム音になるようです。お友達に静かに話すように言うと反発があり、担任もこれくらいなら問題ない音量との判断で子どもに我慢をさせ、当人は泣くしかなかったようです。
また、中学、高校でもおしゃべりのザワザワした感じが大音量に聞こえ、授業が集中できなかったようでした。
イヤーマフは目立つため、同級生にからかわれるため使用できなかったようです。
「触覚過敏」を選択された方のお声
・靴下のたわみ、足先のこぶが気持ち悪く、履ける靴下があまりない。
・長袖の袖丈が気持ち悪く、半袖しか着られない。
・合う靴、衣類を見つけるのが大変。絶対がないので、たくさん揃えてその時その時で着られる服を探している。
耳かきが出来ない
髪の毛が切れない
とにかく触られるとくすぐったいようで保清がしっかりできません
「味覚過敏」を選択された方のお声
極度の偏食で、果物やお菓子やジュースなどこどもが好きな食べ物もほぼ食べられません。
一部の食べられるお菓子や飲み物でも、メーカーが変わるとすぐ味に気付き食べてくれません。
水も飲めず、特定のメーカーの麦茶しか飲めないので、外出先では必ず飲み物を持ち込むようにしています。
偏食が激しい。学校給食の味付けによっては、ほとんどたべられない日もある。残すと好き嫌いはよくない!と先生や周りの生徒に言われ、無理矢理長時間かかっても食べさせられたりして精神的体力的負担が大きい!
「視覚過敏」を選択された方のお声
地図帳は、いろんな色に塗り分けてあり、地名、川の名前、平野の名前、たくさんの文字が書かれています。地図帳を見ると全ての情報が目に飛び込んで正視できないし、読みたい情報を見ることができない。
保育園の発表会で業者の方のカメラのフラッシュに反応。
眩しくて、顔を覆ってしまい何も出来ず突っ立ったままになってしまった。
せっかく今まで練習して、先生からも頑張ってる様子を聞いてた分、残念で仕方なかった。
「嗅覚過敏」を選択された方のお声
給食室の前の匂い(野菜を炒める匂い)が苦手で通れない
下水の匂いが苦手
カラオケやオフィスなど、入った時の匂いで拒否感がある
匂いに敏感、しいたけの匂いには耐えられない
友達の家で自家製の発酵食品の匂いに耐えられず、なだめても家の人の気持ちが考えられず嫌な思いをずっと言葉にして家の方に嫌な思いをさせた。
公園の梅の木の消毒の匂いに気分が悪くなり友達と遊べなくなってしまった。
調理実習で実習室に入ると消毒の臭いが酷く頭痛がして殆とその場にいるだけで実習ができなかった。
「動きやバランスの過敏(前庭覚の過敏)」を選択された方のお声
姿勢の保持が難しく、座っていてもくねくねしたり、抱っこ中も母の体をよじ登ったり、常に動き回っています。外出中も目が離せないので、行き先は慎重に選んでいます。それでも病院など行かねばならない時は覚悟を決めて出発します。
電車や車で酔いやすい。遊園地では乗れるものがあまりない。
まとめ
アンケートにてお子さまの感覚過敏について伺ったところ、非常に多くの方にご回答いただきました。
感覚過敏のお子さまはたいていの人なら無視できるような状況や刺激を無視できなかったり、過敏に反応したりすることがあります。お答えいただいた方々も、工夫して対処できている部分もあれば、お子さまに合う環境が作れるのかこの先に不安を抱えている方もいらっしゃいました。
将来においてもさまざまな不安がある中で、お子さまのできること・できないことを整理しながら一人ひとりに合った対策を考えることが大切になります。そのうえでお子さま自身の自己肯定感をあげるという意識も必要です。
LITALICOライフでは、現状を整理し今後どのような選択肢があるのか、どういう対策が必要かを一緒に考える「勉強会」「個別相談」を行っておりますので、こちらもぜひお気軽にご参加ください。
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