「放デイってそもそもどうやって調べるの?」
「仕事があって送迎が難しい…」
「大きくなってきたら切り替えるべき?」
放課後等デイサービスには、子どもの居場所・勉強・運動・SST・レクリエーション・預け先・親の相談先など、さまざまな役割があります。
送迎や預かり時間、家からの距離、なかなか空きが無い、情報が無い…という中で、それぞれのご家庭はどのように放課後等デイサービスを選んだのでしょうか。
今回は読者の方の、リアルな体験談をご紹介します。
※募集した期間:2021年11月22日~2021年12月6日
【回答の割合は?】お子さまの特性・診断有無は…
回答家庭の特性・診断有無は、ASD(自閉スペクトラム症)が40.2%、診断無しのご家庭も3.9%でした。(※複数回答もそれぞれ含めています)
複数の特性・障害が重なっているご家庭も多くいました。
【24のポイント】見学・確認時に気をつけることは?
放課後等デイサービスを選ぶ際に気を付けるポイントを、回答から24つ、まとめました。
すべてが叶う施設はなかなかありません。理想的な施設が見つかっても、「空きが無くて申し込めなかった」というケースも少なくないようです。
そのため、回答では「たくさん見学することが大事」という意見が多く集まりました。市区町村によっては説明会を行う自治体もあるため、確認してみても良いかもしれません。
子どもが飽きないように複数利用している家庭も多いようです。
見学・確認をするポイント
■内容
・居場所・勉強・運動・SSTなど期待する内容か
・支援方法や時間の使い方が合いそうか
■条件
・家や学校との距離はどうか
・送迎は希望通りにできるか
・駐車場はあるか
・利用時間・時間帯はどうか
・週何回・何曜日に利用できるか
・振替や回数変更の融通はきくか
・祝日・長期休暇時は利用できるか
・お弁当・トイレなどのフォローは頼めるか
■雰囲気・環境
・照明の明るさ・広さ・音などは子ども好みか
・安全に遊べそうか
・集団か個別か
・大人数か少人数か
・仲良くなれそうなタイプの子がいるか
・苦手なタイプの子がいないか
・迷惑をかけそうな相手がいないか
・見学時の子どもの反応はどうか
・本人が行きたいと思うか
※曜日ごとにいる子が違う場合、雰囲気が変わることもあるため注意
■スタッフ
・子どもとの相性はどうか
・人数や体制が十分そうか
・入れ替わりの頻度はどうか
・連携がとれそうか
・親が安心・信用できるか
以上、24のポイントでした。
ご家庭によってより良い場所になるよう、「要望をしっかり伝えることも大事」という意見も多く集まりました。
また、小学生・中学生・高校生では、求めることも変わってくるかもしれません。小学校中学年になってきたら、中学生・高校生になってからの利用イメージも検討できると良いかもしれません。
それでは以下、特性・診断有無ごとに、それぞれの体験談をご紹介します。
【ASD(自閉スペクトラム症)】の10家庭と放課後デイ
同じタイプの子が利用しているか。女の子同士で遊べそうか
普通学級に進学が決まった後、3カ所見学にいきました。選んだポイントは2つ。同じタイプの子が利用しているか。女の子同士で遊べそうか。幸いちょうどよいところが見つかり、女の子同士仲良くしてもらってます。上級生とも話が合うことが、楽しそうです。
残念に感じたところは選ばず、子どもが「行きたい!」と言ったところに
たくさんある中で、見学を何件かした際に、療育を学童ホームのようにお話されたり、少し強引なお誘いをする放課後デイもあり残念な気持ちに感じたところには決めず、子どもが行きたい!と言ってくれた放課後デイに現在行っている。
少人数グループではあるが、一人ひとりの個性をしっかり見てくださり、職員の連携もできており、保護者との連絡もしっかり出来ている。親が安心して利用できるディなので 子ども楽しく利用できている。療育方針が、保護者と共有できるかどうかを判断してよかったと思う。
困っていたのは、友達に関心がない・文章が書けない・言葉で気持ちを表現出来ないこと
学校生活で困っていたのが主に友達に関心がないことと、文章がかけないこと、言葉で思っていることを表現出来ないことでした。
通える範囲にまだあまり放課後デイがなかった頃でしたがその中で小集団活動に力を入れている所と個別に勉強も見てくれる所の2ヶ所を選んで親子で見学に行きました。
今は中学生なのであまり参加していませんが小学生の時はイベントやカリキュラムの小集団活動にマイペースながら楽しそうに参加していました。いろんな学齢の子が集まる小集団活動は結構コミュニケーションや表現することの良いトレーニングになっていたと思います。
曜日によって静かな子が多い・賑やかな子が多い日、低学年の子が多い・高学年の子が多い日など同じ場所でも環境が違ったりするので放課後デイの先生からアドバイスをもらいつつ過ごしやすい時間帯を探すと更に良いと思います。
人数が多く、宿題が済むまで遊べない放課後デイで「やめたい」と子どもに言われた
初めて利用した放課後デイは療育に力を入れたところでした。放課後デイにも色々あり、遊ばせるばかりやアニメを見せるだけのような所が多々あり、カリキュラムを受けることで何かしら改善すればと決めました。
しかし、一歩も外へ出さずカリキュラムを一定時間こなし、宿題が済めば遊びの時間だったようですが、利用者数が多くストレスが溜まり「やめたい」と子どもに言われました。それからはあちこち見学へ行き、1日体験させてもらい、子どもが安心出来る所を探し、現在楽しく利用しています。
楽しく心も穏やかに過ごせるせいか、譲りあったり活発に外遊びしたり誰とでも関わりを持てるようになって、私が安心しました。小学校では問題行動ばかりで集団生活はストレスなのだろうかと心配しましたが環境次第と実感しています。
合う合わないは、なかなかわからない
小学4年男の子です。2年ほど前まで、放課後等デイサービスに通っていました。たくさんの見学に行きました。選んだのは、部屋だけではなく公園などの支援がある所とアート療法がある所を選びましたが、外での支援はとても良かったですが個人の把握が全く出来ておらず結果、本人が行けなくなり契約終了になってしまいました。しかも、最後は「お子さんのタイプはここに来なくとも」みたいな事を言われました。本当に、親子共々嫌な気持ちでした。
運動療育を週1利用して8ヶ月。できることが増えてきた!
運動療育を週一回利用しています。
きっかけは、学校から帰宅すると母子の時間だけだったため、「同年代のお友達とコミュニケーションを取らせたい…」という思いです。まず主治医に相談し、発達支援センターを紹介してもらいました。相談員の方と面談を繰り返し、自分でも放デイを調べました。利用できる放デイは30近くありました。
学習や生活等は、家庭と支援学級でうまく行っていたため、一般的な放デイは必要性を感じませんでした。ただ一つ「運動療育」を行っている施設があり、これだ!!と。
息子は身体を動かすことは大好きですが、協調運動がうまく出来ません。幼い頃から作業療法を続けて来ましたが進歩が見られず、また本人も苦痛でしかありませんでした。
見学へ行くと大変気に入り、すぐに利用を決めました。「宿題が出来なくなるから金曜日だけ行く」と息子が自分で週一回利用も決めました。
利用して8ヶ月ですが、身体の動かし方が上手になり、出来なかった鉄棒や縄跳びが出来るようになりました。また手先の力加減もわかったようです。補助箸から普通の箸が使えるようになりました。鉛筆の持ち方が自然になり書字も疲れなくなりました。息子も自分に自信が持て、少しずつ積極的になっています。 運動療育の先生方には本当に感謝しています。
一つだけだと飽きてしまったり、お友だちと合わなかったりすることも
ネットでまず学校の近くの放課後等デイサービスがどこがあるか調べ、周りの保護者の方からの情報と、病院の先生や、保健師さんなどからも話を聞いてみて、実際に見学に行って決めました。ネットだと場所しかわからないところがほとんどでした。ホームページを見ても情報が少ないためやはり実際に利用されている方からの情報が一番わかりやすかったです。
活動場所の広さや、支援や療育内容、スタッフの人数や利用者の方の様子は実際に見ないとイメージと違ったり、情報だけではわからないと思いました。
子供を連れて見学に行くと、嫌だとか、気に入ったとか子供からの感想がわかるため必ず連れて行きました。
送迎の車が少なくて支援学校の送迎が優先になり、自分の子の学校終わりの時間には迎えには行けないと言われた事業所もあり、気に入ったのに送迎方法で利用を断念したところもあります。
実際に利用してみて、一つだけだと飽きてしまったり、お友達と合わなかったりで嫌がることも出てくるので複数の事業所と契約して、気にいる方をメインに利用しています。家だと宿題にとりかからない、やりはじめてもそこから何時間もかかる子でしたが、放課後等デイサービスで宿題を仕上げてくるようになりました。
仕事をしているご家庭の、送迎・預け先の悩ましさ
働いているので送迎必須。しかし学校が学区外で、探すのが大変だった
選んだポイントは、見学をして子供の雰囲気に合っていたこと、子供自身が通いたいと言ったこと。子供自身に合わせて療育をしてくれること。
選ぶときに困ったことは、情緒学級が学区外にしかなく、送迎ができないと言われ、見つけるのが大変だった。 私自身、働いているので、送迎が必須だった。
子供自身の変化は、親など、コミュニケーションが限定されていたが、色んなスタッフや色んな子供と過ごすことで、コミュニケーション面を学んでいる最中だと思う。元々家や学校で荒れることはほぼないが、それがさらに安定したと思う。
夫婦ともにフルタイムで送迎が難しい。悩んだが、相談できるところを増やすことに
自治体の放課後等デイサービスに通っています。夫婦ともにフルタイムであり、送迎が難しいと考えてぎりぎりまで悩みました。
小学校入学という大きな変化に適応できるか、新しいことを増やして負担でないか。就学前にも同じ施設で療育を受けていたのもあり、適応になるかわからないけれども、相談窓口が多い方がいいと思い申し込みしました。
当時LITALICOジュニアに通塾しており、就学前の面談で自治体の放課後等デイサービスに行けることになったとお伝えすると「良かったですね。お子さんにとってもとても大きいメリットだと思います」と言っていただきました。その時はよくわからなかったのですが、集団のいろいろな場面で過ごし対応力がついたようにおもいます。
仕事のときの預け先、相談や子どもの逃げ道として3つの放課後等デイサービスを利用
放課後デイで仕事の時の預け先、相談や子供の逃げ道として使用したく始めた。
現在3カ所利用しているが一つは得意の運動系で行けばみんな優しいし楽しいという場所、もう一つは勉強系で苦手を少しでも好きになるように。もう一つは運動と勉強をしてくれるところで始めたばかりなのでこれからどうなるかなというところです。子供はなんだかんだ楽しく通えてるみたいであまりイライラすることもなく通っています。親自身も相談出来る場所があるのはとても良いと思います。
フルタイムなので、長期休暇時は別の預け先を利用した
家からの近さ、療育内容、スタッフの様子、環境、プログラム。長期休暇時に10時〜16時しかやっていなくてフルタイム就労で大変だった。平日毎日の利用は出来ず2カ所利用。さらに長期休暇時は地域活動ホームの一時預かりや学校の放課後の預かりの場も併用した。
【ADHD(注意欠如多動症)】の3家庭と放課後デイ
「みんなもやってるから」宿題もやって帰ってきたり
選んだポイントはまず第一に無理なく通えるところ。子供が楽しめる場所がいいなぁと思ってました。困ったところは希望の曜日がなかったり、空きが無いことも多いので見つけるのが大変でした。
通い始めて最初は慣れずに行きたくないなども言ってましたが、公園に連れ出してくれたり、虫を捕まえて持ち帰らせてくれたりしてるうちに楽しい場所になっていったようです。
すごく褒めてくれるのでのびのびと工作をしたり、嫌なことにも挑戦したり、みんなもやってるので宿題もやって帰ってきたりと今までにないほどに成長が目まぐるしく、嬉しい限りです。良い施設を見つけることが出来ました。2ヶ所通ってますが、施設によってもやる内容が違うので子供に合うなぁと感じるところがいいと思います。
塾か、放課後デイか
学習場所ができるのがありがたいのですが、人手不足で先生の怠慢に結構こまってます。やはり塾に行かせるべきか、悩んでます…
リストをもらいアポをとり見学して…初めてで戸惑うことばかり
ADHDと診断されるまでに、初めてだらけで戸惑い不安な中、医者から放課後等デイサービスを勧められ、また初めてだらけで戸惑いながら探しました。
自治体からリストをもらい自分でアポをとり見学にいかなければならないので、自宅から通える距離で出来れば送り迎えをしてくれる所を先ずは選びました。
放課後等デイサービスを受けるには
ケアマネージャーも自分でリストから選びアポを取ってから行かなくてはならず、どこがいいのかわからないまま、これも自宅から近くのケアマネージャーさんに頼みました。たまたまケアマネージャーさんは良い方で話しやすくて相談しやすかったので助かりました。
施設も何個か体験に行かせようか迷いましたが、本人が最初乗り気でなかったし、たくさん行ってパニックになると思い、自宅近くの施設に体験に行き、そこに決めました。本人が最終的に決めたのですが、暖かく迎えてもらえて自分の事を理解してもらえると思ったみたいで行くと言いました。行き始めは行きたくないと言っていましたが、それでも休まず行けているので楽しいみたいです。友達との距離感が上手くない中やれているから、少しづつ変化はあるようです。学年が上がるごとに落ち着いてきたと思います。
【LD(学習障害)】の3家庭と放課後デイ
学習面は期待通りにはいかなかったが、親の負担は少し軽くなった気がする
家の近く、学習障害特化で探してみたが、遠いところばかりで通えそうになかった。
結局は選択肢がなく、学校で勧められた場所の放課後等デイサービスになった。本人は楽しそうに通っている。勉強以外の時間は何をしているのか、本人曰く遊んでいるらしい。
勉強は実質30分くらいで終わってしまっており、それ以上やってくれそうな気配は何年たってもない。教える先生が少ないらしい。
問題が間違ったままであったり、本人の特徴にあわせた学習とは思えないようなやり方ですが、やらないよりはマシかなーという程度か。
結局は母の私が教えたり、塾でさかのぼり学習したことで伸びているのかなと思うけど、私の普段は軽くなったような気がします。
中学生以上のプログラムは?小学5~6年生のうちに確認を
放デイの利用をしています。送迎範囲内であること以外条件をつけて選べる状況ではありませんでした。プログラムなどが良いと思っても
空きがなくて利用できないというのが殆どの事業所の実態です。
最優先の条件を決めて体験で利用する本人の合う合わないなどの意見を聞ききました。空きがあって利用できる状態でも本人の意思で利用しなかったところもありました。
大体の事業所は放デイのみ又は放デイと児発になっており、放デイの利用は小学生が多く中学生になると利用しなくなる方が多いようです。中学生以上の利用をしっかりと考えているところは少ないです。年齢上限を付けていないところも多いですが、実際中学生が過ごせる場所があるのか?プログラムは小学生以下と一緒?などの心配事が出てきます。
中学生になってからの状況もよく考え、必要であれば5~6年生のうちに中学生になった時の利用がどうなるのか確認や準備をしておいたほうが良いと思います。
9~11月頃に市内の放デイ説明会があったらしい
地域には公的サービスを利用しての施設(受給者証)のみのため、まず、
療育を受けるために何が必要なのかを調べるのが大変すぎた。(都会にでたら、あるが利便性の点で難しかったので。)
地域にある放課後デイに、自ら電話して入れるかを確認した。施設一覧は存在しても、どの施設がどんな特性に強いなどの説明はなく、途方にくれる。
たまたま電話した身体障がい児童向け施設の親切な方に市内にあるオススメ(特性に合いそうな)を教えていただけた。(通わない人間にも優しい事業所、関係なく冷たかったりひどい事業所ある。沢山見学や、連絡をとって決めるしかない。)
入所後に知ったが、市内の放課後デイの特徴や方針発表会が毎年開催されており(9月~11月付近)、この情報を当時知りたかった。かなり参考になったはず。だが、一般的に知らされている印象はなく、横(発達ママつながり)のつながりがないと、知る方法かない。
小1三学期スタートで週3くらいで通いつめて、一番の困りは三年ほどで解消(ただし、訓練サボりによりぶり返ってきた過去があるため、療育をやめたらどうなるかが未知数)。まだまだ、苦手があるが、普通級で通級併用で間に合っている。
効果が感じられるには、2~3年は絶対にかかります。家でできる簡単な体幹トレーニングも含め、長い目での療育が必要だと思う。
諦めたら終わり。だと感じる。
【知的障害】の2家庭と放課後デイ
高等部からは、中高生だけが通う放デイに変えた
小学生から同じ支援級の子が行っていた放デイに行きました。そこには激しい男の子が多く、うちの子は大人しい女の子だったため、他の女の子が多い放デイに通いました。
高等部からは、系列のA型事業者に実習に行った縁で、中高生だけが通う別の放デイに変わりました。
大きくなってからは、それまでのところは、小学生が騒がしいと行くのを嫌がっていましたが、変更後は、楽しかったようです。成長で、変更できてよかったです。
振り替えや回数増の融通、18時まで預かりは助かる。遠いのは思ったより大変。
現在、2ヶ所の放デイに通所中です。
●1ヶ所目(総合的な療育)
選んだポイント: 知人や主治医からの情報、見学での印象も良かったため
良かったこと: 本人が放デイの日を楽しみにして、もっと通いたい、と前向きになったこと。療育の内容・連絡やシステムもしっかりしている。
困ったこと: 自宅からやや遠めで、放課後過ごせる時間が短い。複数の放デイがある会社で人気もあり、利用回数を増やすのが困難。
●2ヶ所目(運動・体操に特化)
選んだポイント: 上記放デイで週2→週3への回数増や、土曜や長期休みもなかなか利用出来ず。本人が「運動(わりと得意)したい」と希望あり、2ヶ所体験利用。本人の希望と親の見立ても一致した。
良かったこと: 今は1ヶ所目(週1で継続)よりも好きなくらい楽しんでいる。週2で利用中で、振替や回数増もしやすい。時間が18時までの日があるので(通常17時まで)、放課後もしっかり過ごせる。送迎も担当の先生の事が多いので、直接やりとりがしやすい。
困ったことなど: どんなときも「2時間」のプログラムなので、(欲を言えば)長期休みに長時間利用出来るとありがたい。
学校では支援級以外のお友達を作ったり、放課後約束をして遊ぶ、のがなかなか難しい子ですが、放デイではどことなくハードルが低い印象。家では学校より放デイの友達の名前がよく出てきます。
自宅や学校からの距離の問題は、思ったよりネックでした。帰り車で迎えに行く事にしたので、その車内でたくさん会話が出来るのは良い点とも言えますが、やはり大変さもあります。まずは見学や体験をして、お子さん本人が楽しく(気に入って)通える所が良いと思います。
【診断なし】の3家庭と放課後デイ
一つは運動と勉強の支援が受けられるところ、もう一つは好きや得意を見つけられるように個別対応のところに。
脳腫瘍術後の後遺症か、運動精神発達遅滞の影響か、運動も勉強も苦手だった娘に合わせて、どちらも支援が受けられるところを選びました。また、本人の好きや得意を見つけられるように個別対応の放課後等デイサービスにも通っています。
選べるほど空いておらず、やっと週2日通えるところを見つけた。
自分の子に合っているか迷ったが、それ以前に放課後デイが何処も空いておらず、探し求めてようやく週2日通える所が見つかり、選ぶ手段すらなかった。
楽しそうなイベントがたくさんあり、自信にも繋がっている気がする
楽しそうなイベントがたくさんあった。最初は緊張していたが、今は毎回とても楽しみにしている。色々な経験をして、自信にもつながっていると思う。
【複数重なっている】21家庭と放課後デイ
ADHD(注意欠如多動症)とASD(自閉スペクトラム症)の9家庭
小3で物足りなくなり、小5からは勉強要素の強いところも併用
放課後等デイサービス、就学前(年長時)にいろんなところに見学に行ったのですが、ずっと自由時間のところもあれば、塾のようなお勉強系、習い事系、スポーツ系、イベントの多い所などいろんなところがあってとても迷いました。
私が妊娠中で出産を控えていたので、学校〜放デイ〜自宅と車で送迎してくれるところが必須条件で、あとは見学してみて雰囲気のよかったところを選びました。
放課後や長期休暇中にリラックスできる場所として居心地が良かったようですが、ゆったりしたスケジュールの放デイだったので3年生くらいで物足りなくなり、今(5年生)は少し勉強要素の強いところも併用しています。
はじめは送迎必須で探していたが、小2から一人で行くことができるようになった!
小学校入学前の年に、小学校から送迎してくれるところ、放課後から18時まで過ごせるところを第一希望で、市内を放課後等デイサービスの施設を片っ端から電話して利用可能か確認しました。なかなか週5日の希望を聞いてくれるところはなかったのですが、週1日だったらというところがあり、子どもと一緒に体験見学をさせてもらい、利用を決めました。
その後、送迎はないのですが、75分の療育をする放課後等デイサービスも徒歩圏内にあり、同様に体験見学し、利用を決めました。利用してしていくいくうちに、他の曜日に空き時間ができたという報告を受けたりして、利用日の変更、時間の変更して利用しています。送迎の無い施設については当初親が送迎していましたが、小2の今では学童から直接一人で行くことができるようになったので、早い時間を利用できるようになりました。現在は2カ所・週4日利用しています。
仕事との両立に悩んだが、良かったのは「悩みを分かち合える繋がり」ができたこと
地域の保健センターから一覧をもらい、自分で探し出す事に苦労しました。家から送迎を自分で出来る場所で、駐車場の有無、時間、SSTを受けれるかの有無、個別か集団かを考慮しました。
悩んだ事は、私自身の仕事との両立。
良かった事は、悩みを分かち合える母親の繋がりが出来、信頼出来る先生に子供も安心感を持ち打ち解けられたことです。
小学校高学年で初めて入ったところは、低学年と一緒で声の大きさに耐えられなかった
診断が付いたのが小学校高学年でしたので子供と見学に行き、子供と決めました。私が仕事をしていることと、学校も不登校という事で放課後デイは家への送迎ができることを相談員の方に話をしていていくつかの場所を見学しました。子供の意見がほとんどです。
でも低学年と一緒だと声がうるさくて耐えれなかったようで1年ぐらいで他のところを探しました。放課後デイに行きだして精神的には落ち着いてますね。味覚等の過敏なところはあまり変わらないです。
水分補給もトイレも拒否。とても嫌がるので、別のところを探し中
軽度な子が多く利用している施設を教えて頂いたのですが、こだわりが強く、場所・先生・お友達に慣れるのに時間がかかる子です。行き始めてもすぐに「行きたくない!」「嫌だ!」と言いだし、放課後デイの前日は大泣き大騒ぎで周りが大変になり、行かなくなりました。
放課後デイでは(夏休み中)お弁当もおやつも水分補給もトイレも拒否だったので、それ以来行かせてません。でも行った方がいいと病院で言われ来週、臨床心理士の先生に教えていただいた個別の送迎なしの放課後デイへ体験へ行ってきます。
規則やルールを頑張って守ろうとするタイプだから、「あえて特性が出やすい」自由な雰囲気のところに
学校では、規則や先生に言われたことを守ろうと 120%の力で 頑張っているため、
優等生と勘違いされてしまいがちです。塾のようなきっちりしたところでは、衝動的な行動など 特性がが現れにくく、なかなか指導してもらえないため、
楽しい行事がもりだくさんで、あえて 特性がでやすい自由な雰囲気のところを選びました。
最初は、優等生でいようとがんばっていましたが、だんだんどんな自分でも受け入れてくれる場所と認識し、心のよりどころとなっていったようです。何か学校や家庭で うまくいかないことがあると、「放デイに行きたい!」と言うようになりました。放デイでは、上手くいかなかったことも ありのままの自分を受けとめてもらい、人生の先輩として 一緒にいい方法を考えてくれたり、相談にのってもらったりしています。
おやつやお昼ご飯を 実際にお店まで買いにいったり、クッキングなどを通して、社会性や生活に必要なスキルも楽しく学ばさせてもらっています。
不登校・ADHD特性の居場所として、自由な雰囲気で選んだ。小6からはSSTや学習指導のある放課後デイに変えた
不登校になり、市の適応指導室に通おうとしたものの、ADHDの特性が災いして受け入れを拒否されました。そんな子供の居場所の確保として、放課後デイを選びました。
最初に選んだところは、回りの年齢層が低く、自由度が高いところだっため、当初の目的としてはよかったのですが、さすがに6年生になると規律のあるなかでの生活になれる必要性を感じ、相談員さんに相談して、SSTや学習指導をしてもらえる施設に変更しました。
最初の放課後デイで出会った相談員さんとは現在も定期的に連絡をとっており、定期報告や愚痴を含め様々な相談にのってもらっています。
その方からの紹介で、立ち上げ予定だった、思春期向けの福祉施設(一緒に遊んだり、相談に乗ったりする場)の第一号児童として受け入れてもらえました。とにかくパイプラインをたくさんもって、それをうまく利用することが大切だと思います。悩んでる時間はもったいないです。すぐプロに相談することで、心の負担も軽くなるし、思わぬ情報も手にはいることがあります。
運動好き・視界が220度見える特性を生かして、サッカーの療育に!
運動が好きで、視界が220度見えてしまう特性を生かして、送迎付きのサッカーの療育選びました。多動が気になってましたが、ルール、チームワークやチームプレーを学ぶうちに、集中力が増して、だいぶ落ち着いて過ごせるようになったと思います。
買い物を通じた自立訓練を兼ねたイベントや工夫が感じられるゲーム
就学先の小学校の教師だった方が退職して開設された放デイに、開設直後の4月より通いました。小学校の先生とのパイプもあり、実状を良く把握していただいていて心強かったです。
放デイで、時間内に宿題を終わらせたらシールを貰い、たまったシールを親が換金して、昼食や工作道具を購入に行くイベントが定期的に有ります。買い物を通じた自立訓練も兼ねていて、お金の管理・数え方・購入品の選択など体験させて貰ってます。例えば牛丼家チャレンジでは、シールが足りずミニ丼のみしか買えなかった経験から、次は頑張ろうというモチベーションにもなっています。
集団活動で、みんなが楽しめるルールを設定した外遊びゲームなど工夫が感じられます。ルールを守ること、周りに優しくすること、自分勝手な行動を控えることなど、SST指導が継続的に行われています。
ASD(自閉スペクトラム症)と知的障害の5家庭
サービスの内容や受け入れてもらえないこともある。巡り合えるよう、たくさん見学をした
●選んだポイント: 外遊びが好きな子どもなので、
毎日の散歩のプログラムが充実している放課後等デイサービスであるところが理想的だと思った。
先生の人数も充分余裕を持って配置されていると感じた。同じ学校の方がたくさん利用されていた。
●困ったこと:前年の夏頃から複数の施設に見学に行ったので時間と手間がかかった。子どもと体験に行ってみた結果、受け入れてもらえない施設もあることがわかり、探し直しなどが大変だった。
●アドバイス: 施設によってサービスの内容や受け入れ体制に差があると感じるので、親子と相性の良い施設に巡り会えるよう、たくさん見学をして納得して選べたことが良かったと感じています。
放デイはとにかく情報が少ない。また質・内容もさまざまなので、入ったあともこまめに様子を聞く。
通っていた児発は放デイがなく、場所も自宅からは遠かったため、情報がなく、相談員からは放デイのリストを渡されて自分で連絡するよう言われたのみで、契約のことなどよくわからず、不安だった。支援級に進学予定だったが、通う予定の小学校に送迎している放デイを探すのに苦労した。
いくつか見学する中で、説明会で、支援学校出身の指導員を揃えたと自慢げに語る放デイでお試し利用をした際に、子供が指導員の目に手を伸ばしたことで、他害があるから受け入れられないと断られたときにはかなり落ち込んだ。(息子は他害をしたことがない)今通っている放デイは、「他害?あっても大丈夫ですよ!なんとかなります!」とたくましく受け止めてくれ、形態は預り型に近いが、子供の様子をきめ細かく分析し、関わり方を考えてくれている。
とにかく、放デイは情報がないので、いろいろな場所で話を聞く必要がある。今はだいぶ数が増えたが、選択肢そのものが少ない。また、通っている間も、任せきりにせず、様子をこまめに聞くなどして、連携をとるようにしたほうがよい。正直、質のよくない放デイもあるので、親として、気をつけておく必要はあると思う。
入ってからわかったこと。お弁当を食べさせてくれないので、仕事を休まなくてはならない
娘の小学校の管轄内で気になる所全ての見学に行き、その中で娘が気に入った施設や相性のよい先生をチェックしておきました。
うちは共働きなので平日2ヵ所通っており、
週の前半は運動療育の所
、後半はパソコンを使った療育の所とジャンルを分け、娘が飽きないようにしました。
ただ、入ってみてわかったこと…
片方は給食無しの日でも下校時刻にお迎えしてくれるので、お弁当を持たせておいて施設で食べさせてくれるが、もう一方はお弁当を施設では食べさせてくれないので、その為に仕事を休んでお迎えをしなくてはいけません。お昼を食べさせてから施設に送り届けます…。
それが続くと思うと仕事も休みづらいので、他に変えようと思っています。
今はバーチャルで面接の練習ができたり、子供の勉強履歴を親のメールとリンクさせて遠隔で見ることができるという施設もあるので、そちらに少しずつ移行していこうかと通い始めています。
子供が行きたいと思った所・将来役に立つだろうやり方で頑張っている施設・マメな先生、の場所がよいかと思います。
「ダメなら思い切って変えよう!」という気持ちで。まずは親だけ行って話を聞くのもアリ
●選んだポイント
・放課後等デイサービスの雰囲気(教室内の明るさや楽しく過ごせそうな環境や、職員さん同士の様子や電話対応の良さなど)が見学などの際に良いなと感じた
・見学や体験に行った時、子供たちが楽しそうに遊んでいたり自分の子が職員の方と遊びたがってる時に自然に笑顔で接してくれた
●困ったこと
・魅力的に感じた施設が、希望する曜日が空いていなかったり、いま利用している放課後等デイサービス側の都合で利用曜日を変更しなくてはならず、もう一方の放課後等デイサービスにも交渉しなくてはいけない事案が発生した。(という事が2度発生した)
・子供の特性的に合わないタイプの子が多かったりすると衝突したり不安定になったりする事があるので、利用してみないと分からないという場合もありました。
●子供の様子など
利用し始めてしばらくは職員さんとのやりとりが多かったですが、教室の雰囲気にも慣れてきてお友達に興味を示すようになったり一緒に遊ぼうとする様子が見られるようになったり、逆に大きな子が多い曜日は落ち着かなくなったり(人が多いと苦手意識を感じる)という発見があったり、どんな活動が好きか嫌いかが分かったりという発見も多くありました。
実際に通ってみないと子供にとっても親にとっても良い環境かが分からなかったりするので、子供の様子を見ながら「ここがダメなら思い切って環境を変えよう!」という気持ちで利用しています。
じっくり話を聞いてから考えたい時は、まず大人のみで見学して色々と話を聞いてから、後日子供と一緒に体験しに行って、どうするか帰ってゆっくり検討するという方法も取っていました。
選べるほど空きがなかった。2つ通っているが、正直いまも探している最中
就学前に同じ児発の先輩ママから色々オススメの放デイを教えてもらって見学に行きまくりました。選んだポイントはありません。選べるほど空きのある放デイがほとんど無くて、贅沢は言えなかったのが現実です。正直今現在も放デイを探している最中です。
子どもはとても楽しく通っています。ただ、毎日の利用は子どもの体力にもよるので気を付けてあげる必要があると思います。事業所にはそれぞれ特性があるのでどこがお子さんに向いているか見極める必要があります。うちの子どもは工作が大好きなので工作に力を入れている放デイと、お友達と遊ぶことも好きなのでレクリエーションをたくさん行ってくれる遊び中心の放デイの2カ所に通っています。
きちんと系とゆったり系と言った放デイという感じです。
アドバイスするとしたら、とにかく事業所に見学にたくさん行くこと、そこの先生にたくさん質問したり要望を伝えることだと思います。こちらの希望を伝えてコミュニケーションを密に取らないと安全面など様々な所に影響が出てきます。
ADHD(注意欠如多動症)とLD(学習障害)の3家庭
聴覚過敏・人馴れしない子のため、音が響かない広さ・スタッフの入れ替わりが激しくないところに
聴覚過敏があるので、音が響かない程度の広さであること、人馴れがしない子なので、スタッフの入れ替わりが激しくないこと、本人が見学して雰囲気の良いところに決めました。
全てにおいて興味関心があまりない子供だったが、放課後等デイサービスに通うようになってからは少しづつ興味を持つことも出てきてよかったと思います。
必要な療育をしているところが市内には1つしかなく、3・4ヶ月に1度しか順番がまわってきません
病院では「療育が必要」と言われたのですが、「病院ではやっていないし、県外だから茨城のことはわからない」と言われました。学校に相談したらいいかわからず悩んでいたら、たまたま話した放課後デイに通っているお子さんのお母さんに放課後デイについて教えてもらいました。必要な療育をしているところが市内には1つしかなく、3、4ヶ月に1度しか順番がまわってきません。
調理実習、トランポリン、お菓子つかみ取りなどイベント盛りだくさん。日誌もアプリで送られてくる
放課後迎えに来て送りの時間までを自由に過ごすだけの時間ではなく、いろいろなイベントをしてくれる放課後等デイサービスを探していました。調理学習や、トランポリン、会議、映画鑑賞、読書、ウノ大会、お菓子掴み取りや、公園遊び、土曜日には遠足があったりと盛りだくさんな放課後等デイサービスに出会えました。先生方もよく見てくださり、時計の読み方、電卓の使い方、お金の計算を主に支援してもらっています。
利用日には日誌がアプリで送られてきてどんな過ごし方をしたのかも細かくわかります。帰りも家の前まで送ってくれるので安心です。
お手伝いも率先してやっているようで、係まで与えられて使命感も出てきたようです。なにより娘が楽しんでいっているので本当にいい居場所となっています。
複数の障害・特性が重なっている4家庭
学校に行くことを嫌がる日でもその先に放デイがあることを見通せると学校にも行けるようになった
ポイントはたくさんの方からの口コミ、働いている職員の方の雰囲気。衛生環境など。困ったこと・悩んだことは人気があるところは曜日やプログラムなどが希望通りにならなそうだったこと。様子や変化は現在2ヶ所の放課後等デイサービスに通っていて、それぞれの特色の違いを本人なりに楽しんでいる。社会生活を送る上でのルールも学べたように思う。学校に行くことを嫌がる日でもその先に放デイがあることを見通せると学校にも行けるようになった。子供のことで悩んだときに学校以外に相談できる場所として親もかなり助けられている。
お迎えがあるか、祝日・長期休暇の預かり時間、安全に遊べそうか、特性が他の子どもに迷惑にならないか
学校が遠かったので下校で迎えに来てくれるかどうかをまず確認しました。あと祝日や長期休暇の預かり時間なども重視しました。子供と一緒に体験に行って安全に遊べそうかどうかを確認してきめました。現在は3ヶ所の放課後等デイサービスを利用しており2ヶ所は毎日、1つはイベントがあるところにしました。もう1ヶ所は親付き添いで少人数で椅子に座って学習するタイプのものにしました。
子供はお友達が大好きで過剰にさわってしまったり押したりしてしまい他の子供に迷惑ではないかも確認しました。事前に放デイの方に子供の特性を伝えることで安全に楽しく過ごせていると思います。うちの子は言葉も無く意志の疎通が希薄なので、なるべく放デイの方に送りの時などに様子を伺ったり気になることはメールなどで確認をする様にしています。
静かで落ち着いている小規模クラスで、好きなパソコンが置いてあるところ。言語療法士さんのいるところ。
放課後等デイサービスを選ぶ前に、支援員さん・園の先生・療育の先生との面談があったので相談をしました。うちの子には静かで落ち着ける環境が良いだろうとのアドバイスを頂き、3.4ヶ所見学に行きました。元気な施設も見学しましたがやはり固まって動けず…小規模クラスの中でも、うちの子が好きなPCを置いてある施設を選びました。
また、発音がまだまだ改善しなければいけないので言語療法士さんのいる放課後デイも同時に活用をしていくようにしました。
子どもの居場所と療育は別で考える?成長にともなった変更も検討していいかも
対人スキルを学べる場所を探しました。子どもの居場所としては適していましたが、療育としては専門的な関わりが不足していると感じました。また、成長に伴って、場所を変えることを検討した方が良かったかもしれないと反省しています。
発達特性のある子の将来・進路選びはどう考える?
LITALICOライフでは、発達特性のあるお子さまのいるご家庭向けに、18以上の保護者さま向けの無料オンライン勉強会を開催中しています。