2021.07.07
知的障害がある子、ボーダーラインにいる子の進路や就労は、なかなか情報が入ってこないかもしれません。
「療育手帳を持つことで不利になることは?」
「特別支援学級と特別支援学校はどう選ぶ?」
「特別支援学校に入らなかった場合はどんな就労があるの?」
今回は、知的障害のある子に向けた、学級・学校選択と将来への自立に向けたオンライン勉強会の体験ルポをお届けします。
知的障害があると診断された4歳の息子。療育手帳も持っています。
特別支援学級か、特別支援学校か、悩ましいところです。
これから本人がどのように成長していくか、今はわかりません。
とはいえ、将来の就労を考えるなら、最終的には特別支援学校の紹介先に就労するのが一番いいのかな?
そもそもどのような選択肢があるのか情報収集しようと、保護者向けの無料オンライン勉強会『知的障害のある子の小学校入学』『知的障害向け「特別支援学校」卒業後の準備』に参加することにしました。
勉強会『知的障害のある子の小学校入学』では、実際にあった3つのケースを聞けました。
手帳を持ちながら通常の学級を選択した子の例や、特別支援学校から特別支援学級に転校した子の例もありました。
地域や学校によるかもしれませんが、転籍や転校の実例があること、
講師の先生が
「入学する前にすべてを決めようとしなくても大丈夫です。お子さまに合う環境を探し続けることが大事」
と言ってくれてホッとしました。
勉強会『知的障害向け「特別支援学校」卒業後の準備』では、高校を卒業した18歳以上の人への支援先を知れました。
生活訓練をできる「自立訓練」や、あわせて就労支援を受けられる「福祉型カレッジ」といった初耳のサービスも。
「障害のある子の就労は、特別支援学校経由しかないのかな」と思っていましたが、そんなことはありませんでした。
就労のスタイル・仕事内容もさまざまで、職業訓練や就労支援を受けられる場所もあるんだ、と安心しました。
LITALICOライフでは、保護者さま向けの無料オンライン勉強会『知的障害のある子の小学校入学』『知的障害向け「特別支援学校」卒業後の準備』を開催中です。
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