2020.07.16
こんにちは。安心を届けるメルマガ編集部です。
今回は、知っていると得するかもしれない、【教育費】についてです。
7月4日(土)にみなさまからお寄せいただいた【教育費の気になるアレ】のご質問に、進路と教育費の専門家にお答えいただきました!
▼今回はこちらの質問にお答えします▼(※一部編集)
安心を届けるメルマガ編集部(以下、――):それではひとつめのご質問です。
凸凹のある我が子を受験対策でどういう塾に通わせればいいのかもわからず、目処がたちません。受け入れてくれる学校があるかも聞いても教えて貰えず、ネットで調べても出てこず費用をどれくらい用意すればいいのか心配です(できるだけ貯蓄というのだけは分かります) 普通のサラリーマン家庭なので乗り切れるのか…(神奈川県・ポンチョ・小1~小3)
――:私立中学受験についてのご質問です。「学校・塾の選び方」「必要なお金」については、非常に多くご質問いただきました。「私立は高い」というイメージがありますが、実際はいかがでしょうか。裕福な家庭でないと、私立受験は難しいのでしょうか。
白井大介さん(以下、白井):一般論ですが、私立は公立の3倍費用がかかると言われています。また、塾に通うのであれば、月々5万円ほどプラスで見る家庭が多いです。こうお伝えすると、「うちにはとても無理」「頑張ればいけるかも」など、様々な反応を頂きます。
――:決して「安い」とは言えない額ですよね。「子どものために頑張りたいけど、どれくらい無理をすべき?」というご質問も多くいただきました。
白井:私はそういう時、「無理してまで中学受験をする必要が本当にありますか?」と質問を返します。もちろん答えは、ご家庭ごと、様々です。その整理をするお手伝いを勉強会や面談でしています。例えば、「そもそも私立中学とはどんなところなのか。どんなメリットとデメリットがあるのか」がわからないと、私立中学が本当に必要かどうか、整理できないですよね。
――:正直ネットでは、情報がほとんど出てきません…。
白井:私立中学自体は数はたくさんあるので、お子さまに用意してあげたい環境からまずは整理すると良いと思います。リアルな教育資金は、志望する学校・ご家庭・塾の集団/個別などによっても、大きく変わります。学校・塾の選び方、教育資金の準備の仕方なども、勉強会ではお話しますし、その後の個別面談で一緒に整理もできますよ。
「中学受験」という選択
今後私立の中学、フリースクールなど通った場合いくらかかるのでしょうか? 毎月学資保険を1万円、児童手当や臨時収入(子供のお年玉や入学祝いなど)は全て積んでいます。公立中学→海外留学の場合も費用を知りたいです。(群馬県・えま・未就学、小1~3)
――:まずは私立中学、フリースクールについてかかる費用を教えてください。
白井:こちらも一般論ですが、フリースクールは月々5万円ほど。別途、入会金が15万円ほどかかるところが多いです。私立中学は、学校によりますが、3年間で300~400万円ほどです。ここだけ比較すると私立中学のほうが高く見えてしまうのですが、一概には言えません。私立中学の300~400万円の中には、社会科見学ですとか、制服といった学外費も含みます。
――:海外留学はどれくらいかかるのでしょうか。
白井:ひとまず高校生が一人で海外留学した場合の目安をお伝えしますね。国によって相当違うのですが、例えばアメリカだと、1年間で600~700万円かかると言われています。近ごろ人気なのはオーストラリアです。1年間で270万円ほどと、アメリカよりは手頃なのと、気候も暖かいです。この費用には食費や生活費など全て含まれています。中学生が留学した場合は、マイナス100万円くらいです。為替レートによっても変わるため、あくまでも参考程度になります。
――:ご質問者さまは、月2~3万円積んでいるとのことですが…
白井:「生活費」と「将来に向けてのお金」とで分けているのはとてもいいですね。「将来に向けてのお金」については、貯め方や増やし方にもいろいろと種類があるので、知りたい方がいればぜひお伝えしていきたいです。留学など、個性を伸ばす教育に特化したお勉強会もありますし、そこでも「現実的な準備」として、具体的なお話をしています。
グレーゾーン向け
個性を伸ばす「中学・高校受験」
高校を通信制サポート校に入れるつもりです、希望しているサポート校のほうには支援金などがない為、学費の面で心配です。国の教育ローンも使えません、学費に困った時に何か策がありましたら教えてください(東京都・ちえッピ・中学生)
――:高校の学費にあたって、活用できる制度はありますか?いざという時のために、知っておけると嬉しいです。
白井:例えばですが、「高等学校等就学支援金制度」というものがあります。公立・私立と種類はありますが、おっしゃっていただいた通信制高校でも使えるものがありますし、特別支援学校、高等専門学校も使えるものがあります。他にもご家庭の状況や自治体によって、使える制度・使えない制度がたくさんあります。特別児童扶養手当やシングルのご家庭向けの手当についてなど、教育費関係以外のご相談も多くいいただきます。
――:正直、こういった制度は、探し方が難しいです。また見つけたとして、ホームページなどを見ても実際に自分はいくらもらえるのか、そもそももらえるのか?がいまいちわかりません。
白井:そうですよね。「世帯年収」や「所得額」など、制度によって単位が違ったりしますし。このあたりは、ご家庭や自治体によって様々ですので、個別でご相談いただければ、ご家庭ごとに合わせたお話ができます。高校の選択肢は、中学までと比べると各段に拡がります。考えはじめる頃には、お子さまの意思や好みも明確になってきていると思いますので、お金以外にも考えたいことがたくさんあると思います。
勉強会や面談では、一緒に整理して、「良い選択ができたな」と思ってもらえると嬉しいですね。
「高校進学」と卒業後の進路
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