ゲーム依存、勉強嫌いの子の対応って?などのご質問に専門家が回答!

こんにちは。安心を届けるメルマガ編集部です。

今回は、5/2(土)配信の安心を届けるメルマガで募集しました、【お子さまの進路・進級に関するご質問】について、教育分野に精通するコンサルタントが回答いたします!

たくさんのご質問をお寄せくださり、誠にありがとうございました!
いただいたご質問のうちお答えできるのは一部となりますが、外出自粛や休校が長引く中で、少しでも皆さまの不安を解消できればと思います。

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Q1:対人関係の課題や勉強嫌いへの対応(小学校低学年)

「小学校の特別支援級に在籍しています。こだわりが強く、癇癪もひどく、勉強嫌いです。いずれ進学する公立中学校も規模が大きくなり、対人関係で不安です。このような状況で今から備えられる事がありましたらアドバイスをお願いします」

加藤:
「学習面に寄与する基本的知識・技能は、小4年生以降ぐっと伸びてきます。ご自宅での学習の際には、集中できる時間や取り組む量など、「時間」や「量」といったわかりやすい目標を置いてみるといいかもしれません。

また、対人関係の面では、様々な環境に慣れるように家庭でも取り組んでみると良いでしょう。療育でのソーシャルスキルトレーニングだけではなく、学校生活のルールや身の回りの行動のルールについても、「ただ守りなさい」ではなく、なぜそうなっているのかを粘り強く伝えていくことが大切です。」

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Q2:自宅学習方法(小学校高学年)

「今小学6年生で、中学は地元の公立中学の特別支援級に行かせるつもりです。高校受験を考えていますが、言語が苦手で国語ができません。合う塾がなかなか見つからず、家ではどのような勉強をしたらいいのでしょうか?」

加藤:
「中学校以降になると、問題文を正確に読み取って回答することが求められるため、一定の読み取り力は必要となります。
実は子どもたちは読むこと意欲的なことが多く、タブレットを用意するなど読むための環境を配慮することによっては真剣に取り組むケースも多々あります。現にゲームやユーチューブなどの集中力はすごいですよね。
ご自宅ではそういったものも積極的に取り入れて、お子様が自ら勉強に取り組めるような環境を準備してあげることをお勧めいたします。最近では、タブレットを使用した自宅学習用の教材なども多くありますので活用をしてみるといいかもしれません。」

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Q3:ゲーム・スマホ依存対策、親子の関わり方(中学生)

「中2の息子がADHDです。ゲームとスマホを持ってから全く自分から勉強しなくなり、計画性や見通しがたてられず目先のゲームのことばかりです。成績は2と1が多く将来が大変不安です。せめて自分から取り組めるようになってもらいたいと思ってますが、全く親の言うことを聞きません。」

加藤:
「勉強させたい保護者さまとそれを嫌がるお子さま、というご相談をよくいただきます。
現在中2であるとのことですが、まずはどこの高校に進みたいのか、といった目標設定と現在のギャップをしっかりと理解し、これからの時間何をするべきか設定する必要があると考えられます。

高校に進みたくないと思っている中学生はそんなには多くありません。タイミングや環境設定が整えば自ら取り組むと思いますが、まずは学校を調べたり見学に行き、お子さまをひとりの人間として正面から向き合い、将来やりたいことなどを一緒に考えていくことが大切です。お子さまの知識ではまだまだ見通しが甘く、判断も適切ではないと感じる点があると思いますが、ぜひ粘り強く向き合ってあげることが重要です。

また、親との距離感や関係性に悩む時期でもありますので、必要に応じて自宅に来てくれる家庭教師や個別指導塾に通い、将来のことを少しでも考える環境も用意してあげるといいかもしれません。」

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発達障害のある子にあう進路や将来の選択肢って?

お答えするコンサルタント

加藤 晋太郎(かとう しんたろう)

学生時代より教育事業に携わる。大手教育関連企業に入社後、中学から大学までの入試全般から、普段の学習方法や不登校等々多くのご相談を経験。人の人生に寄り添いたい思いからLITALICOライフに入社。進路選択から習い事へのアドバイスや教育費の備え方など広く相談を実施。

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