【発達障害×子育てアンケート】~「触覚過敏」編~

「救急車のサイレンを極端に怖がって困る…!」「魚介の入っている食べ物はいっさい食べてくれない…」

こんなお子さまの感覚過敏にお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はお子さまの感覚過敏の中でも「触覚過敏」があると答えた方のお声をご紹介します。

※LITALICOライフLINE公式アカウントお友達へのアンケート結果より
回答期間:2023年07月02日~07月06日
回答人数:3,143
※一部抜粋

 

 

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【発達障害×子育てアンケート】「触覚過敏」と答えたの方のお声

口の中に感覚過敏があるようです。食事と歯磨きが特に困ります。

○食事→歯応えのあるもの(ポタージュ以外の野菜、ひき肉以外の肉など)は拒否。
そもそも「食べること」が好きではない。サプリ米や野菜ポタージュで工夫しているが、栄養の偏りが心配。

○歯磨き→とても苦手で暴れる。
「右上は10数える間に磨くよ」と見通しを持たせたり、
歯医者さんの歯ブラシ(ドラッグストアのものより柔らかく小振り、毛先の処理や毛束感が違う)を購入することで、だいぶ仕上げ磨きできるようになった。

カトラリー(スプーン、フォーク)がステンレス製がダメなので、すべて木製、樹脂製に買い替えた。
ちょっと触れられただけで、くすぐったさから転げ回り大声で叫ぶ。
学校の体育やプール、演劇などで先生が体に触って動きを直接指導した時には、それがきっかけで不登校になった。
下着、服が着れない為、日夜問わず、全裸ですごす。
薬を服用する様になって、ここ1ヶ月で毎日服を着ることができる様になってきたが、
現在も寝る時は全裸。(下着、パジャマに挑戦するが難しい様子)
我が子の場合、口の周りが特に過敏で鼻水が少し出ただけで沢山ティッシュを使ってしまうこと。手の汚れもウエットティッシュで気の済むまでずっと拭いている。
支援学校高等部の男子です。暑い中農作業するので、冷感タオル(水に濡らす)を持って来てといわれるが、冷えピタや首に巻く冷感タオルは、苦手でできずまります。なので汗拭きシートはどうにか出来るので、それを学校で使ってもらっています。

足の裏が過敏。
微妙にやわらかいクッションフロアや少しザラザラした床は歩けない。
家の脱衣所、トイレがクッションフロアなのでそのままでは入れず違うマットをしいている。
痛みに敏感すぎて、小さな傷や注射に大泣き、大暴れ。

暑さ寒さに鈍感な為、服装での体温調節が難しく、風邪を引きやすい。

体力、お腹の空き具合に鈍感で、気づいた時には限界を超えている事が多々ある。特に何かに集中している時。
低血糖を起こしている事もあるので、対応が難しい。

まとめ

今回はアンケートにてお答えいただいた「触覚過敏」のお子さまの具体的な事例についてご紹介しました。

触覚過敏とは、人に触られるのを避ける、汚れることや服の肌触りがチクチク・ザラザラするのが嫌いなどの特性を表す言葉です。
学校生活に困りごとを感じるだけでなく、中には着替えや対人関係(接触)などを嫌がるお子さまもいらっしゃり、日常生活に大きな困難を引き起こす可能性があります。
触覚過敏への対策として、好きな感覚グッズを持っておき不快感を軽減したり、衣服の着方や選び方を工夫するという手段もありますが、そういった対策が取れない状況やなかなか適するグッズが見つからないということがあるとのお声も多く寄せられました。

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