【発達障害×子育てアンケート】~「聴覚過敏」編~

「救急車のサイレンを極端に怖がって困る…!」「魚介の入っている食べ物はいっさい食べてくれない…」

こんなお子さまの感覚過敏にお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はお子さまの感覚過敏の中でも「聴覚過敏」があると答えた方のお声をご紹介します。

※LITALICOライフLINE公式アカウントお友達へのアンケート結果より
回答期間:2023年07月02日~07月06日
回答人数:3,143
※一部抜粋

 

 

発達障害のある子の保護者向け勉強会

ASD(自閉スペクトラム症)向け個性にあった小学校・中学校選び

・専門家監修
・参加無料
・オンライン開催

 

【発達障害×子育てアンケート】「聴覚過敏」と答えたの方のお声

・学校では周りの音が気になって勉強に集中出来ないし、イライラする
・音楽の授業で一斉に楽器を弾く場合はその場にいられない
・避難訓練の際のベルや校内放送が怖くて始まる前から泣いて嫌がる
・子どもが泣いている声がすると「うるさい!」と聞こえる声で怒る
・夏は雷や花火の音が鳴っている間はイヤマフをするがずっと落ち着かない、イライラする
・買い物している間にアナウンスが流れると不快なため帰りたがる
・自分から発する音は大きくても怖がらないため、聴覚過敏を訴えても理解されにくい
・学校生活で、音楽の鍵盤ハーモニカ合奏やダンスのときイヤーマフを着用している
・運動会のピストル音が苦手で、イヤーマフをしていても耳を塞いで音を怖がっている
本人が過ごしやすい乗り切り方を探しているところです
①自動洗浄が急に流れることが怖い
②ゴボゴボという排水音が怖い
③温水便座の機械音が怖い
④他の個室で水が流れる音も怖い
6歳になって恐怖心が増したようで、パンツも上げずに大声で叫びながら個室から出ようとするので困っています。
イヤーマフも購入しましたが、聞こえたら、という恐怖でまだ外出先ではチャレンジしてもらえません。
ざわざわと騒がしい場所が苦手。人ごみに出られない。
学校も通常級の教室に居られず、少人数の情緒支援級に所属している。
カラオケに行っても、自宅でラジオを聴く位の音量まで下げる必要あり。
ひどい時はコップ時のテーブルが擦れる音や、陶器と金属のフォークやスプーンが擦れる音を聞くだけで、叫んで怒り出します。
現在、11歳ですが、9歳くらいから聴覚過敏がひどくなってきたので、特に何がダメなのか判明するまでは大変でしたし、本人も当然、自身が苦手な音はみんな理解していて当たり前という意識がもともとあるので、率先して教えてくれません。
しかも、苦手な音を知らない周りの親族にも怒鳴りだすので、帰省の時にはかなり困りました。
外出時、工事や大きい音がするところでは耳をふさいで1人でささっと先に走っていってしまう。
音のことに気がいって事故にあったりしないか心配。また現在不登校なのですが、学校の授業やオンライン授業は周りの子の声がざわざわしてしまって集中できないようで、クラスで授業を受けること、オンラインで授業を受けることの両方が難しく、現在小2なので適応教室に入れる小4までは現状通える場所がなく、不登校を続けるしかないです。

小学校に入ってから音楽の時間で大きな音での楽器が嫌になりそれから大きな音、声をとても嫌がるようになりました。テーマパーク等は必ずイヤーマフをしないとずっと耳を塞いでいます。体育館では全校集会などたくさんの人が集まると声と人の多さも苦手で始まるギリギリまで出入り口で待機してます。勉強の時などは特に静かなのが良いらしく今は支援級在籍ですが、これから通常級に行く場合騒がしいのに慣れるとゆうか耐えれるのかが心配です。
雷、ピストルの音、突然起こる大きい音(主人のくしゃみなど)が苦手です。
自分の予測出来ないタイミングで大きい音がして鳴るのが苦手で、ビックリしてしまいます。
雷はパニックになり泣いてしまうくらいです。運動会のピストルの音は笛に変えてもらったり、自分で耳を押さえています。
雷は、家限定ですが最近ではAirPodsで音を遮断したりして対処しています。

まとめ

今回はアンケートにて一番多く選ばれた「聴覚過敏」のお子さまの具体的な事例についてご紹介しました。

聴覚過敏とは、他の人が気にしないような特定の音、大きな音などに対して、過敏に反応したり、不安を感じたりする特性を表す言葉です。
学校生活に困りごとを感じるだけでなく、集団生活や日常の中での困難を抱えたり、中には外出も嫌がるお子さまもいらっしゃり、聴覚の過敏は感覚過敏の中でも特に日常生活に大きな困難を引き起こす可能性があります。
聴覚過敏への対策として、イヤーマフや耳栓、ノイズキャンセリングイヤフォンなどのグッズが使えたり、そもそも不快刺激(嫌いな感覚刺激)から離れる場所を用意する、という手段もありますが、そういった対策が取れない状況やなかなか適するグッズが見つからないということがあるとのお声も多く寄せられました。

LITALICOライフでは、お子さまの状態や困っていることを一緒に整理させていただき、今後どのような選択肢があるのか、選び方のポイントなどについてもお話させていただく勉強会・個別面談を行っております。まずはお気軽にお申込みください。

ASD(自閉スペクトラム症)のお子さまの環境選びについて解説!

LITALICOライフでは現在、「ASD(自閉スペクトラム症)向け 個性にあった小学校・中学校選び」に関する勉強会を開催しております。お子さまに適した環境や進路について解説をしておりますので、ぜひご参加ください。

この記事に関連するキーワード

この記事をシェアする

発達障害に関連する記事

特集記事