【発達障害×子育てアンケート】~「切り替えが苦手」なお子さま編~

お子さまとの日々の生活の中で、困りごとを感じている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?

今回はそんな、お子さまの生活面でのお困りごとをみなさまにお聞きし、たくさんのお声をいただきましたので、中でも「切り替えが苦手」と答えた方のお声をご紹介します。

※LITALICOライフLINE公式アカウントお友達へのアンケート結果より
回答期間:2023年05月23日~05月28日
回答人数:3,192
※一部抜粋

 

 

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【発達障害×子育てアンケート】「切り替えが苦手」と答えたの方のお声

動画やゲームを家でしていると、母からの指示が入りにくい。家を出る時間をホワイトボードにも視覚的に提示しているのに、逆算してゲームや動画から気持ちを切り替えて準備ができない。
大学生になって発達障害が分かった子供です。こちらが軽く注意したつもりでもずっとずっと「怒られた」と引きずります。生活全般そのような感じで、バイト先、学校、姉妹…誰かに何かしら言われると、それを恐怖として感じとって、なかなか次の段階へと進めなくなります。
友達などお客さんが遊びにきて帰ってしまうと大騒ぎする。お出かけするのにも出かける気にさせるまでが大変です。お風呂もうまく誘わないと入らず毎日目新しいおもちゃを用意しています。
小6男子。ADHDとASDの診断で、支援学級利用。
国算以外は交流級での授業参加ですが、授業中に好きなことが止められず、本を出して読書し続けたり、のりハサミを出して工作を開始したり、自分の気持ちとルールの間での日々戦いです。
好きなことを辞めて、入浴や宿題等、しなければいけないことをやる時に気持ちの切り替えが特に難しく、物を投げたり奇声を上げたりする。
朝食を食べだすと時間が来ても終える事ができず、気が済むまで食べている。朝食の時間を早めても食べ始めるまでに時間がかかり、結局癇癪に耐えながら無理矢理食事を片付ける事が多い。
高校2年男子。生活リズムを整えられない。楽しいことがあった次の日、またはその次の日に学校を休む。時間を守れない。あまり言うとキレて怒鳴って家族に対して暴言、物を投げつける。
小学生なのに、ずーっと読書をし続けて、気がつくと夜中。お風呂も歯磨きもしていない状態。
時間の感覚がないのも手伝って、どのくらい読んでいても大丈夫なのかを見通すことができない。
「時間だよ?」と、声がけしても、「優先順位を決めよう?先に生活のことをしてから、余暇で読書して?」と譲歩しても、一度始まった読書は止まらない。

まとめ

今回はアンケートにて一番多く選ばれた「切り替えが苦手」の具体的な事例についてご紹介しました。

「切り替えが苦手」とお答えの方は、登下校や食事・入浴、時間の管理など日常生活から、ゲームや本など好きなものに関することの中での切り替えの難しさにお困りの親御様が多くいらっしゃいました。
癇癪やパニックを起してしまうお子さまもいらっしゃれば、できない自分を責めてしまうお子さまもいるようです。

うまくいかない経験が重なり、なんとかしようとしても変わらない、どうしたらいいんだろうとお悩みの中で、お子さまにとってよりよい対処法や環境を選ぶということはとても大変なことだと思います。

LITALICOライフでは、お子さまの状態や困っていることを一緒に整理させていただき、今後どのような選択肢があるのか、選び方のポイントなどについてもお話させていただく勉強会・個別面談を行っております。まずはお気軽にお申込みください。

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