発達障害の我が子のライフプランを考えたら、子どものやる気に繋がった!その理由は?

ライフプランとは、家族やお金といった現実的な要素をふまえながら、人生の可能性を整理することです。

 

子どもに強い特性やこだわりがある場合、親としてはいろいろなことが気になるかもしれません。

「お友だちとはうまくやれてる?」「進路や将来は?」「もっとのびのびできる場所は?」

これからをじっくり考えたくても、「時間や情報が足りない」という声も聞きます。

 

今回は、【発達障害とライフプラン】の両方に詳しいプロに相談することで、子どもの可能性を整理できただけではなく、志望校や興味といった本人のやる気に繋がった事例を2つご紹介します。

case1: 学校嫌いの子どもが、「この学校に行きたい!」と言うように

【ご家庭の悩み】

「子どもが小学校に行きたがりません。毎日行きなさいと言うのにも疲れました。親子関係もだんだん悪くなってきている気がします。」

【整理したこと】

子どもが学校の何を嫌なのか、親としてどのような人生を子どもに送ってほしいのかなどを整理。その結果、少人数で、授業中も先生とコミュニケーションをとりながら学べる学校が良いことがわかりました。
人生にかかわるお金も全体的に整理した結果、教育費として使える金額がわかり、具体的な学校探しを親子で始めました。

【起きた変化】

親子で学校探しをするなか、減ってきていた会話が増えました。また、穏やかな雰囲気の学校を見つけ、「この学校だったら行きたい!」と学校嫌いだった子どもが行きたい学校を見つけました。

(担当コンサルタント:金井敦司)

case2:  得意が無いと思っていた子どもの、可能性の大きさを発見!

【ご家庭の悩み】

「ゲームや動物は好きなようですが、これといった特技や得意なことがありません。普通の学校は合わなさそうなため、個性を伸ばすような学校を選択したいです。どうすれば得意なことを見つけられますか?」

【整理したこと】

まずは得意なことではなく、子どもの好きなことを整理。事例として体験イベントなどを探しながら、興味を持ちそうなものをいくつか体験してみることにしました。
家族のこれからにかかわるお金も整理することで、税制を活用すれば余裕が生まれることがわかり、体験や進学先の選択肢が広がりました。

【起きた変化】

「動物の専門家と散策する」などいくつかのイベントに参加し、知識欲に火がつきました。さまざまなことを自発的に調べるようになり、子どもの可能性が広がっていく様子を実感。今特別な得意なことがなくても、好きや興味があれば夢や目標ができるんだ、という点でも進学先の選択肢が広がりました。

(担当コンサルタント:秋元智朗) 

いま安心できていないことは?整理するだけで見えてくることも

もし今「気になるな」ということがあったら、それが何なのかイメージしてみるのも一つです。それは例えば、子どものことかもしれませんし、自分のことかもしれません。
何があれば気持ちが楽になるのか、情報が少なければ、プロと話して一緒に整理するという方法もあります。

家族やお金の現実的な要素もふまえた将来の考え方や、事例をご紹介

LITALICOライフでは「発達障害のある子と家族のライフプランニング」という保護者さま向けの無料勉強会も開催しています。

勉強会のあとに希望を出すと、後日、個別で発達障害とライフプランのプロと話す・相談することもできます。

参加したご家庭からは「初めて知ることばかりだった」「早めに聞けて良かった」などのお声をいただいています。

勉強会はオンラインで、チャットでのご質問も、講師が時間の許すかぎりお応えします。「噂で○○と聞いたけど、本当?」など質問してみてください。

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