【発達障害×子育てアンケート】学校で合理的配慮、受けたことある?

最近では以前よりも学校での合理的配慮が受けやすくなってきたとはいえ、
いざ合理的配慮を受けようと考えると、どんな配慮を受けられるのか?どんな手続きが必要なのか?と、分からないことが多くてためらう方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回のアンケートでは、実際に合理的配慮を学校で受けたことがあるか?どんな配慮を受けたことがあるか?などについてみなさまからご回答をいただきました。

 

【発達障害×子育てアンケート】結果発表!

 

※LITALICOライフLINE公式アカウントお友達へのアンケート結果より
回答期間:2023年02月28日~03月05日
回答人数:1,308名

どんな配慮を受けましたか?のご回答

※一部抜粋

教室で座っていられなくなった時に、図書室にいかせてもらった。
気が散らないよう席を前の方にしてもらった。
書字障害があり、板書をPC入力させてもらい、テスト用紙を拡大して回答枠を大きくしてもらった。
宿題を減らしてもらった。
体操服が苦手で自前のジャージを着用させてもらった。
イヤーマフ、ノイキャンイヤフォンの使用許可、人目が気になる時にパーテーションを使わせてもらった。

専門コンサルタントより一言

今回は合理的配慮を受けたことがある、という方に多くご回答をいただきました。

実際にご回答いただいた内容を見てみると、多種多様な配慮があることがわかります。

お子さまが過ごし方に悩まれているようであれば、以下のようなことを意識して相談してみてください。

・合理的配慮の必要性を伝える際に、具体的な支援内容を明確にすることが重要です。どんな場面でどんな配慮が必要か、具体的な相談が出来ると先生方も検討しやすくなります。その際、医師や療育機関担当者の診断書・意見書や、心理検査・読み書きテスト結果など、客観的にお子さまのご様子、得意・不得意が判断できる情報があると、参考になります。

・一人ひとり、場面や状況に応じて必要な配慮は異なります。お子さまにとって何が一番必要か、ご家庭と学校で一緒に相談しながら、必要な配慮について合意形成しましょう。実施する配慮が決まったら、個別の指導計画に記載するなど、書面で確認できるようにしましょう。

LITALICOライフでは、実際に障害ごとに合わせた環境の整え方や進路の選び方に関する勉強会を開催しております。こちらもぜひお気軽にご参加いただき、ご参考いただければ幸いです。

コメント

上木原 孝伸

Takanobu
KAMIKIHARA

大手教育企業で講師として17年間教壇に立ち、のべ3,000名を超える生徒の指導に携わる。
学校法人角川ドワンゴ学園にてN高等学校の開校準備から参画。同校の副校長を4年間務める。
未来の教育についての情報を広め、一人ひとりの子どもと適した環境へのスムーズなマッチングを目指し、LITALICOライフへ。

学習障害・LDのある子の進路選びと学校での配慮について解説!

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