2020.10.16
こんにちは。「安心」を届けるメルマガ編集部です。
お子さまが大きくなってくると、なかなか親の言うことを聞いてくれない…。そんなことはありませんか?
外出自粛において、お子さまがイライラしている、勉強をしてくれない、などのお声をよく聞きます。
実はそれらの原因の一つは「感覚過敏」かもしれません。
コロナ禍で子どもの生活リズムが乱れて困っているというお話を聞きます。
また、新しい生活様式がお子さまの困りごとに関係している場合もあるようです。
・マスクのにおいや圧迫感、湿り気、肌ざわり、形が苦手
・相手の表情が読み手取れない、言われたことを理解するのに時間がかかる
(発達障害情報・支援センターの調査によると、発達障害者の56%の人がマスクを「我慢して着用している」「着用が難しい」と感じています)
《対応の例》
WHOの指針では、発達障害のある子どもには年齢を問わずマスク着用を強制しないよう推奨しています。
周囲の状況を見極めながら、着用するかどうか判断し、お子さまが安心して過ごせるよう柔軟に対応することが求められています。
・雑音や画面の明るさに疲れる
・3人以上になると誰が話しているのか分からなくなってしまう
・画面の情報量の多さやパソコン自体の音に疲れる
《対応の例》
・本人になぜしたくないのか聞く
・部屋やパソコン画面の明るさ、音量を調節する
人は自分にとって必要な音とそうでない音を無意識にふりわけています。しかし発達障害がある場合、この処理(選択的注意)が上手く機能していないことがあります。
・遠くのひそひそ話や、先生がクラスみんなに向けて話しかけている声も、自分に向けられたと勘違いしてしまうく
・突然返事をしたり、発言する
《対応の例》
もちろん本人に悪気はありません。
本人に理由を確認し、聴覚過敏の影響があるようならば、周囲への説明や配慮を求めることも必要です。
感覚過敏はあくまでもその人個人の「感覚」です。そのため、日々お子さまと接している保護者さまであっても、理解することは簡単ではありません。本人ですら気づきにくいと言います。
感覚過敏・こだわりの背景には「不安・緊張・強い恐怖・ストレス」がかかわっている場合もあります。
お子さまが何かをしたがらない・できない背景には、実は「イヤな思い出がある」「不安・不快な思いがある」など、理由があるかもしれません。
まだご本人も自覚できていない可能性もあります。「なぜしたがらないのか」話してみるのも一つの方法です。
理由がわからなくても、不安な思いを知ってもらえるだけで、落ち着いて対処できるようになる場合もあります。
いかがでしたか?今後もみなさまの気になること・安心できる情報を配信してまいります。
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