発達障害のある子ども。学習環境について様々な選択肢がある中で、今よりもっといい環境はないものかと考える保護者さまは多いようです。
発達障害や特性のある子の転籍経験について、その理由や、うまくいったこと、苦労したことなどをアンケートで伺いました。
今回は、ご回答いただいた22家庭の、リアルなご意見について紹介します。
※この記事内の傷病名についてはご回答者の方からご記入いただいたとおりに記載しておりますが、
2022年発刊の『DSM-5-TR』において現在、自閉症・自閉症スペクトラムは「ASD(自閉スペクトラム症)」、
学習障害は「SLD(限局性学習症)」、注意欠陥多動性障害は「ADHD(注意欠如多動症)」という診断名になっております。
【通常学級⇒特別支援学級】へ転籍した15家庭の声
ルウルウさま・神奈川県・ASD(自閉スペクトラム症)
発達検査を受けて…
一年生は先生の配慮もあり楽しく過ごしていましたが、後期から国語や道徳で先生の話しを長く聞く、みんなと話し合うなどの授業が辛くて集中できなくなりました。テストやドリルは好きで自分で作業するのは集中できました。担任に相談し特総を勧められ、そこで発達検査と教育相談をしました。IQは平均だけど耳から聞いたことを頭で情報処理するのが弱く、2回聞くと分かる・短く説明すると分かるなどから個別級をすすめられました。個別級へ体験を何度か経て本人が移りたいと言ったので転籍しました。転籍した後、本人への負担は少なくなり朝起きられるようになり遅刻せず行けるようになりました。授業によっては一般級で受けて交流しています。でも授業の遅れはでてくると思います。そこが悩むところでしたが一般級で授業が理解できなくて辛くなるより自分のペースで得られるものを得て楽しく学校に通ってほしいと思いました。でもまた一般に戻れたらいいなとも思っています。
なのははさま・北海道・ASD(自閉スペクトラム症)
上の子が不登校になり…
入学前にADHDやHSCを疑いたくなる行動があったので教育相談に行ったが、通常学級で様子を見ることになった。1年生の夏までは普通に通えていたが、夏休み明け、5年生の兄が不登校になると、本人も休みがちになり、そのうち不登校になった。上の子は不登校になっても通級には通っていた。IQ高めなこともあり、一斉授業になじまない子なのではないかと思い、支援級を考えた。支援級は週1回か2回、母の付き添いが必要で、遅刻しての登校だが、通常級より過ごしやすいと言っている。休み時間には異学年の子とも普通に遊べている。
クローバーさま・宮城県・ASD(自閉スペクトラム症)
通っていた学校の支援級は楽しそうではなくて…
一年生の時は友達もいたが、いじめられたりもしていた。先生からは、支援級を勧められた。転籍を考えながらもお友達が好きなので、決断出来ないでいた。2年、3年と上がるにつれて、勉強がわからないと宿題を嫌がるようになった。 しかし、通っていた学校の支援級は何度見学しても楽しそうな様子がなく、他の学校へ通えないか教育委員会などにも相談したがらちが明かず悩んだ末、引っ越しし、違う学校の支援級を選択。環境にとまどったが、支援学級が沢山の学校だったので、学校を嫌がらず安定して楽しく通うことができた。自信も取り戻したが、やはり勉強への苦手意識はある。
ぽんたんさま・神奈川県・ASD(自閉スペクトラム症)
転籍許可が出てから…
小学1年生の1月頃から行きしぶりが強くなり、3月頃から完全に不登校になりました。学習面での困りごとではなかったですが集団行動ができないのが1番の原因のようだったので、個別支援級への転籍を考え、見学をさせてもらいました。当時はまだ診断も出ていなかったので、私も子供のASDの特性を説明できず不登校の実態しか伝えられませんでした。個別支援級の先生からも「そういう子への対応はちょっとできません」とやんわり拒否され、こういう子供は何もサポートを受けられないのかと一時は絶望的な気持ちになりました。
しかし特総センターで転籍許可が出た後はスムーズに転籍でき、受け入れてもらえました。
個別支援級に転籍してから、毎日登校するようになりました。「支援級なら頑張れる」と、それから9ヶ月間はほぼ毎日登校しました。
先生も、子供の心に寄り添ってペースに合わせた指導をしてくださっています。
いま、また不登校になっており、次の対応に奔走していますが、無理に普通級のままでいたらこの9ヶ月間はどうなっていたことかと思います。転籍で全て解決するものではありませんでしたが、また学校に行こうかなと思えた時、支援級ならば教室に入りやすいと思います。
個別で「わかる!」の体験を…
中学二年生まで通常級でしたが、本人が授業がわからないとヘルプを出してきました。自信のなさから部活も辞めてしまいました。三年生からは、4教科は個別でやってもらい、他の音楽やら体育は通常級でみんなと過ごしています。
帰りのかいは、支援級にいき明日の予定を確認したり、発言の機会もあり生き生きしてきました。個別なので、わかる!という体験を積み重ねて楽しく行っています。学校での様子も話してくれるようになりました。
自閉症もあり、毎日大変ですが二年生の時には見せなかった笑顔が増えてきたので、良かったです。今まではやれば出来るって無理させてきたなと(夫が)これからはできることを増やして自信をつけさせていきたいです。
普通級の時は友達ができなかったけれど…
1年生になって2日後、やっていることが難しすぎる、みんなのハイハイ、、という声がうるさい、と学校に行くのを嫌がりました。クラスのメンバーは、同じ保育園の子が多かったですが、保育園当時からお友達の名前はほとんど出てこず、小学生になっても同じでした。他害や脱走もありましたが、お友達からいじめられることはなくありがたかったですが、どうしてもお世話される側、対等な関係ではないのがかわいそうでした。また授業中外に出て行ってしまうことが多く、加配の先生を常時つけて頂いていました。特別支援教室も利用していましたが、あまり助けにはなりませんでした。
それでも、この状態で6年生まで行くのかも、と思っていましたが、担任の先生から、授業に殆ど参加出来ておらず、今のままここにいても、彼の為になるか正直分からない、と言われたこと、お友達も1人もいない中、ただそこにいるだけ、というのがかわいそうで、特別支援学級のある学校に転籍することを決めました。
転籍した特別支援学級では、1〜6年生で1つのクラスなのですが、同い年、又は年下は苦手で、年上の子が好きなうちの子には、とても良かったです。5年生の子に面白くて強いお子さんがいて、そのお子さんの名前が一番最初に出てきましたが、その後も上級生の名前は次々に覚え、学校であったことも話してくれるようになって行きました。先生も、通常級よりずっと、うちの子に合わせて勉強させてくれるので、癇癪や脱走、他害がぐんと減りました。宿題もやるようになりました。
このままずっと行くと、高校の時どうしよう、という心配はありますが、集団生活が送れるようになってきたこと、何より友達や仲間みたいな存在が出来たことが本当に良かったと思います。
ちゃちゃこさま・富山県・ASD(自閉スペクトラム症)
支援級は人数が少ないので…
1年生の1学期の途中で不登校になり、母親の付き添い登校や保健室登校をしていて学校からの提案で、息子が安心できる教室を探してみましょうということで探したところ静かな支援級の教室でした。(ただし、情緒級のクラスではなく知的級のクラスです。息子は知的はありません。)
支援級なら安心して学校へ行けるというので考えるようになりました。
支援級は普通級より人数が少ないのが良かったのが1番だったようで少しずつ学校に居れる時間が増え、今では朝から学校へ行けるようになりました。
自閉症スペクトラムと診断される前に診断されていた場面緘黙も良くなりました。
自分のペースで過ごせるようになり…
2年生のときに担任が苦手で、遅刻しての登校が増え、授業中もともと気が散りやすかったのが更にやる気がなくなり、朝は行きたくないと泣く日々。表情がこわばり笑わなくなった。
1年生の時にできてたことができなくなり、環境を変えることで学校でも安心して過ごせる場があればと思ったので転籍。
2年生の三学期から 支援級に体験で何度かいかせてもらい 先生と信頼関係ができ 3年生〜自分のペースで過ごせる時間があることで気持ちの切り替えができるようになり不安が減った。笑顔が戻りました!
病院の診断を受けて…
幼稚園でも、就学前検診でも特に指摘もなかったので、当たり前のように通常級に入学しました。1年生の10月頃から担任の先生からの連絡が増えてきて、お友達トラブルや授業中に教室を出てしまうことを知りました。クラスには既に支援級の子がいて、補助の先生もそちらを優先するため、通常級在籍の息子に対応することは困難なので支援級への転籍を暗に勧められました。(支援級在籍でも基本は通常級で過ごす、通級の体制になっています)私も支援級へ転籍することでサポートが受けられるならと病院の受診、WISK検査、学校への申請など最短で準備しました。転籍を勧められてから教育委員会会議までの1か月半ですべて用意するのは大変でしたが、担任の先生にもこんなに素早い対応をしてくれた保護者は初めてだと言ってもらえました。
1年生の12月には転籍が認められましたが、正式な転籍は2年生からとなったので、1年生の3学期からお試しで支援級に通い始めました。少人数での授業が本人には合っていたようで、支援級での授業は問題なく行えていました。通常級に在籍しながらのお試し支援級は本人にはどっちつかずの環境だったようで、気持ちがついていかないところもありました。2年生になり正式に支援級へ転籍したことで、補助の先生のサポートも増え、教室からの脱走もだいぶ減り(まだゼロではありませんが)だいぶ落ち着いた学校生活を送っています。
本人の意見を尊重して…
小学4年生になり、少しずつ学校に行きたくない、休みたいと言うように。それまでお友達ができずらかったり、勉強が嫌いだったりはあったが、クラスメイトや先生のサポートもあり、毎日嫌がらずに登校。4年生になって次第に休みがちになったことと、もともと発達障害のグレーゾーンではあったため、通常級では難しいのかと、転籍を考えるようになりました。
様々な検査や支援級への転籍についての相談などに時間もかかり、5年生になった5月頃に支援級を見学。
本人の意志を尊重しようと、本人とも相談しながら見学や体験を行いましたが、本人が支援級に行きたいと決めたので、その後すぐ転籍しました。
それまで、授業中に寝ていたり話を聞いていなくても、通常級の中では注意もされなくなっていたようで、少人数で先生の目が届く支援級の方が勉強は大変なようです。
あとから聞いてわかったことですが、4年生の間、一部の男子からのいじめがあったこともあり、支援級にうつってからはそういったこともなくなり、同じ支援級の友達もでき、いまでは楽しく通えています。
行き渋りがピークを迎えて…
幼稚園の時から行き渋りがありました。幼稚園の先生に相談しても、よくある事と言われ、なんとか幼稚園へ連れて行っていました。小学校へ入ってからも1年生から夏休み明けに行き渋りがありました。理由を聞く「頭が痛い」と。毎年、新学期は普通に学校へ行くのですが、1学期の後半から行き渋るように。夏休み明けが行き渋りのピーク!3年生の時に担任の先生に「発達障害とかの可能性がありそうだったりしませんか?」と相談したものの「大丈夫です。」と言われ、とにかく行かせなければと奮闘していました。その頃から、頭痛だけでなく、嘔吐をするまでになっていました。そして保健室登へ切り替えなんとか学校へ行っていました。養護教諭の先生から「教育センターに相談してみたら?」と言われ4年生の後半に相談に行きました。WISK検査の結果LDのグレーゾーンだと言われました。「教室で授業を受けていても理解できなかったりして本人は辛いかもしれない」と結果を聞いて、全てが腑に落ちて、今まで行き渋りの原因が分かった事でホッとしました。5年生からは支援学級で過ごさせてもらい、3学期から正式に転籍しました。
行き渋る事がなくなりました。いつも下ばかり見て俯いていましたが、顔を上げて先生や友達とも話をするようになり、鉛筆を持つことさえ嫌がっていたのに、学校では課題に取り組み勉強をするようになりました。
また、支援学級のお友達とも仲が良く、他の子にもいい影響を与えられた事で自分にも自信が持てるようになりました。
父親との関係も変わりました。
自分に自信が持てるようになった事で、自分の気持ちを伝えられなかった子が父親にも言えるようになり、父親からも子供に話し掛けるようになりました。
交流級を持ってもらうことで…
4年生まで通常級でお友達もいたけどパニック障害を起こし全裸になることが度々あり先生が面倒を見きれなくなり支援級に入る事になった
最初から女の子1人で他のお子さんが男の子ばかりで登校拒否になり学校に行かなくなったが交流級を持ってもらえることになり徐々に学校に行き修学旅行も参加出来て卒業も出来た。今は通常級に通い部活にも入り頑張って通ってます。
マイペースでよい環境に出会って…
皆と同じペースではついていけず、できない自分ばかりが目立ちはじめ、自尊心の低下を避けたいため、マイペースが可能な支援級を考えるようになった。
マイペースOKにホッとしたようで、やる気や意欲がUPし、できる事が増え自信を取り戻した。
友達とのトラブルがきっかけで…
保育園に通っていた時に友達とのトラブルが絶えず、最初は通級に通っていました。小学生になってもトラブルが耐えず、1年生の時に学校の先生から専門家に相談してみてはどうかと言われ、受診した所ハッキリと診断名というのはつけられないがしいて言うならば、軽度知的のグレーゾーンという事でした。現状は、勉強面でついていけてない事で、友達のトラブルに繋がっているので支援学級に行った方がいいのかと言われ、2年生になってから転籍をするのかどうするのかを考え始めました。2年生になってからは、通常学級に在籍しながら、お試しで支援学級に行っていました。
子供自身は、気持ち的にも楽になったようで少しずつトラブルは減ってきました。しかし、担任の先生によって学習内容が全然違うので、3年生の時には勉強らしい事をあまりしていなかった様です。4年生になってから、支援学級で担任をしていた先生だったので、学習面もしっかりとフォローして下さり、出来る事などが増えました。
コミュニケーションが難しいようで…
だんだんと勉強についていけなくなり、宿題を嫌がったり、乱暴な言葉遣いが増えてきた。女の子の友達とうまく会話をしたりコミュニケーションをとることが難しかったようで、なかなか友だちが出来なかった。持ち前の天真爛漫さが影を潜めるようになり、転籍を考えた。
一度ついた勉強への拒否感はなかなかなくならないものの、学校への行きしぶりもなくなり、毎日楽しそうに登校している。
【特別支援学級⇒通常学級】へ転籍した5家庭の声
中学のことを考えて…
先生の目が行き届いていたので、マイペースに通えていたのがよかったです。交流級に行くのも本人のペースに合わせてくれました。
中学を考えて、元々高学年になる前に転籍したいと学校側に伝えていましたが、2年生から転籍してもいいのではないか、と1年生の12月に先生から提案されました。
転籍前から通常級との交流は多かったので、授業にはすぐに馴染めました。
朝の会や休み時間のルールなど授業以外のものは1年生を過ごしていれば当たり前にわかる部分がわからなかったり、クラスの人数が多いことで予定通り授業が進まなかったりすることが少し不満なようです。
みんなが助けてくれて…
小学校入学前の就学相談でも「一般級でも個別支援級でもどちらでも良いね」と言われるラインでしたが、本人がみんなと同じより小集団でゆっくり頑張りたいと希望した為、支援級からスタートしました。
最初こそ手厚い支援で親も本人も安心して通っていましたが、次第にゆっくりなペースだと物足りなくなってしまい、小2から小3にかけては個別級の担任に反抗的な態度を取るようになり、学校に行くのを嫌がり出しました。
小4になるタイミングで校長先生も交えた面談をしてもらい、本人的には一般級でみんなと一緒に頑張りたい気持ちはあるものの、いきなり大集団に飛び込むのは怖いという事で、小4の1年間は個別級に籍を置きつつも基本的には終日一般級で過ごす、という転籍を見据えた学校生活にしてもらい、徐々に大集団に慣れる自信を付けていきました。
そして小5で一般級に転籍しました。
大集団はガヤガヤうるさくてしんどい、と言う事もありますが、自ら希望しての転籍だったのでなんとか我慢して過ごせています。援助要請が苦手なので、困った時に先生に伝えられない事もありますが、元々個別級にいた事で支援の必要な子という刷り込みが皆にあるせいか、周りの子が助けてくれているようです。
今まで、この時間は一般級、この時間は個別級…と教室がふたつある事で教科書を準備して教室間を移動するのが苦痛だったようですが、それがなくなった事で持ち物の管理がしやすくなったそうです。
また、転籍の際に再び教育相談を受け、月に1〜2回他所の学校での通級指導教室も利用してソーシャルスキルを学んでいます。通級は小集団活動で落ち着くらしく、生き生きと楽しく通っています。
お友達が離れてしまい…
小学生1.2年の時は通常ですすみ、だんだん学習に遅れがある事が心配になり支援学級へすすみました。しかし、ゆっくりと進めてもらっても、思うように学習ができなかった事(積み上げの学習が難しい)。支援で進めてもらえた事で、出来た事も多いかもしれませんが、周りからの影響や刺激が少ない事。なんとなく、甘えてしまう部分もあります。
通常ではみんなと同じ事をする困難で辛い思いをする事がないのは良かったかもしれないですが、結果的に交流の時間もお客様状態の事。友達も離れてしまった事など孤立している感じが見ていて寂しく感じました。
通常へ転載して友達もできて良かったと話してくれてます。もともと、学校の話はしてくれないので、本人はどんな事を思ってるのかはわかりませんが、普通級の方がみんなといられて、友達もできたし良かったと言ってくれてます。
しかし、小学生から中学の生活スタイルが変わってより大変です。参観日の様子をみた時、小学生が中学へ入っているような感じでした。忘れ物はあるし、話を理解してるのか?心配でした。
本人の希望を聞いて…
入学前に、校長先生と面談をして、支援級にしました。
モデル校でもある中学なので、支援級と普通級と2箇所で勉強ができます。入学式前に支援級、入学式は一般級でのHRを受けたら、一般級が楽しい!支援級は嫌だと言いました。校長先生に相談したら、まず1ヶ月一般級で授業を受けてからまた考えることにしました。うちの子だけじゃなく授業についていけない子が何人かいる現状。3回目の校長先生と面談では、本人も参加。本人の希望を聞いて、でも勉強が辛かったら支援級で授業を受けようということで、現在に至ります。塾も子供のことを中心に考えてくれる地元密着塾に出会え、なんとか頑張ってくれてます。
不安定なところもあるので、支援級の担任からも連絡が来るので、都度対応してます。
ちなみに我が家は、ほぼワンオペ育児でここまで来ました。
今でも亭主は子供のことを理解してません。
学校から連絡があったら、その内容を塾の先生と情報共有して、塾でもフォローしてもらってます。勉強ができないことと、不安なことは塾の先生に相談するよう伝えてます。塾からも子供の相談内容を教えてくださるので、なんとかがんばってるのかな?と思ってます。
支援級の先生にフォロー方法を相談し…
幼稚園在籍時は加配がついていた事もあり、低学年時は支援級がいいかと考えました。3年進級直前に他県への転勤が決まり、交流級で殆ど授業を受けれていたので思い切って転籍を視野に教育相談を受け直しました。
転校の事もあり、慣れるまで時間もかかりましたが、担任の先生や児童支援の先生と懇談してフォロー方法も決めました。一年たってだいぶ慣れたと思います。
【特別支援学級⇒特別支援学校】へ転籍した1家庭の声
同級生とのやり取りがストレスで…
通っていた小学校が新設校との兼ね合いで校区外になる事に。残留を希望しましたが新設校への転校一択だったため、本来は中学生になるときに検討する予定だった支援学校へ、前倒しでの転籍を決めました。
支援学級とはいえ、交流先での授業や、定型発達の同級生達の絡みにはストレスを感じていたようです。
小学校では、授業内容によっては交流先でみんなと一緒だったり、ついていけない時は別室でクールダウンしたり、難易度を下げて別室で個別に対応していただいてました。
支援学校へ転籍後は、みんな同じ教室、少人数クラス、先生方も複数名で内容も個別対応してくださいます。子供への接し方も上手でとても手厚く、子どもはこれまで一度も乱れる事なく過ごせています。本人もやる気に溢れており、今やクラスのリーダー的な存在だそうです。
【特別支援学校⇒特別支援学級】へ転籍した1家庭の声
みなママさま・神奈川県・ASD(自閉スペクトラム症)
声かけや学習内容に違和感があり…
支援学校では丁寧に見てもらえ成長を感じることもありました。しかし4年生になっても精神年齢に合わせた声かけに違和感があり、本人も授業内容の物足りなさがあったようです。
特別支援学級の先生との距離感が本人は居心地が良さそうです。学習も周りのお子さんから刺激を受けて、しっかり勉強ができています。転籍に向けて1年かけ交流や観察入級もさせてもらったお陰で環境の変化にも、大きく戸惑うことはありませんでした。
次回「不登校」についての体験談を募集中!
次回は、7月に「不登校」についての体験談をお届けする予定です。
現在、皆様の中から、体験談をアンケート形式で募集しています。
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