【9家庭の体験談】発達障害のある子ども。思春期の困りごと、向き合い方とは?

発達障害のある子どもにも、思春期は訪れます。

「親として、どう向き合えば良いんだろう?」

「異性のお友達とのかかわり方について、どうケアすべき?」

発達障害や特性のある子の思春期について、困りごとを抱えているご家庭は少なくないようです。

そこで今回は、発達障害のある子どもの思春期に関するアンケートを行い、たくさんのみなさまにご回答をいただきました。

以下、お子さまの性別ごとにご家庭をわけ、①親子関係、②異性とのかかわり方における困りごとやその対応について、体験談を挙げております。

①「親子関係」に関する困りごと、対応や声かけなど

【女の子】5家庭の困りごと、対応や声かけ

あやささま・中学生・自閉スペクトラム症
怒ることが多くなり…
もともと学校事を話さないがさらに話さなくなる。
怒る事が、多くなり、話すタイミングには気を使っていますが、だいたい怒っています。
とももさま・中学生・自閉スペクトラム症
学校側と相談しながら…
とにかく何かを伝えてもわかってるーと奇声をあげたり、宿題など、タイミングを大体こちらも見て、そろそろやろうかと声かけしてもなかなかやらないなど、全く言う事を聞いてくれなくなり、わたしの方が精神的にダウン寸前でした。
伝えなくてはいけないことに関しては、紙などに書いてわかりやすく伝えたり、短くまとめて話したり、本人の余裕があるタイミングで話すように工夫しました。
できるだけ、伝えたいことはこちらもメモに残しておくようにもしました。
宿題に関しては、学校側と話し、支援級だからできること、できたことかもしれませんが、内容と量の調整をお願いし、できる量や内容(学年を下げた)にしてもらいました。親のこうして欲しい、こうあって欲しいの思いは段々と思春期になると関係性を崩すものになってしまっていたんだと改めて考え直すことができました。
また娘がパニックになったり、癇癪がひどい時には、見守る無視を取り入れています。これは正直しんどいですが、こんな時に、こちらが話しかけても無駄なこともわかりました。そっとしておく、ただ様子は見ながら見守る、本人が落ち着いた頃、全く別の話題から入り、気分を良くして、タイミングが合えば、なぜさっきのようになってしまったが、そうなったら困るのはだれか?一緒に話し合う。を心掛けて現在は毎日過ごしています。
フローラさま・高校生・ADHD
娘の可愛さに…
娘が可愛いので、私の中の親父的な思いをなるべく出さない様にしました。
まりさま・中学生・ADHD
父親とのコミュニケーションを積極的に…
娘なのである程度は仕方ないが父親を極端に嫌い始めた。この話はママにはわからないからパパに聞いて、を繰り返していくうちに、ゲームの話などは父親に話かけるようになった。激しく嫌っていた様子も落ち着いてきたように思う。
けろさま・高校生・ADHD
娘の友人に話したことが原因で…
今、高校2年生ですが、まさしく反抗期宣言をされました。娘の友人に、発達障害のこと詳しく知ってもらい、娘をサポートして欲しいと言ってしまい、娘から余計なこと言わないで‼️と怒らせてしまい、口を聞いてもらえません。私が母としても、行き過ぎたことしたと反省しています。今後どうしたらいいかわからないので教えて下さい。

【男の子】4家庭の困りごと、対応や声かけ

ミッフィーさま・中学生・ADHD
父親の理解を促して…
父親が特性を理解出来ず、学校に行けない事、欠席時にゲームばかりしている、約束を守れない事などから怒ってばかりいた。以前から対応を変えてと伝えていたが、不登校が2週間以上続き、父親には子供の事を理解して欲しく、本、ネットから情報をみてと伝えた。父親はどう接して良いかわからなかったようだが、怒らない様に心掛けて接する様になって来た。頑張りが感じられなくても、本人は頑張っているので、少しでも頑張っている事を褒めるように気をつけている。子供を信じて、細かくあれやった方がいいなど言わない様に気をつけている。
いちごさま・大学生・自閉スペクトラム症
食事のタイミングを…
オンラインゲームのキリがよいときにしか食事をしないので、待っているとイライラしてしまうため、割り切ってお盆に用意しておき、自室で食べることを許可した。一般的には良くないことだとわかっていたが、食べないよりはいいと考えるようにした。
さっちんさま・小学校高学年・診断なし
こちらが落ち着くように…
困るとダンマリ言い過ぎると口ごたえして聞く耳を持たなくなるので、こちらが落ち着くように気をつける。
しゅんママさま・高校生・知的障害
癇癪をおこしたときの対応を…
父親と朝テレビの取り合いになり、以前は父親が朝のニュース見ていたので、それで子供もかんしゃくを起こして学校行くのに朝から不機嫌になったりごはん食べたがらなくて大変でしたが、今は子供にあわせてテレビ学校に行くまで子供の好きな番組を見させたりして朝とにかくごはん食べて学校へ行くようにさせた。
父親ができてないことに注意することが多かったので、かんしゃくがひどかったときが多くて切り替えができないことが多かったが、今はかんしゃく起きたときにはほっておいて、なるべくほめるようにしていき気持ちの切り替えが早く出来るようになりかんしゃくも減った。

②「異性とのかかわり方」に関する困りごと、対応や声かけなど

【女の子】4家庭の困りごと、対応や声かけ

あやささま・中学生・自閉スペクトラム症
近所のおじいちゃんになついて…
近所のおじいちゃんになつき、私との約束を破り、おじいちゃんとの約束を優先。 約束したよね?私はこまっていますと、伝えても、何も思っていない様子。
フローラさま・高校生・ADHD
男の子からいやなことをされて…
クラスの男の子から身体的に嫌な事をされたようで、本人から言い出すまで待ちました。後、無理に学校に行かせないように務めました。
まりさま・中学生・ADHD
男の子が乱暴だと…
極端に嫌うようになった頃もあったが、乱暴な言動をする子が多かったからだと思う。 一緒に過ごせる子もいたので。
けろさま・高校生・ADHD
キスする遊びを…
小学生の時に、高学年の男子と人前で、キスしたりする遊びをしていて、本人は悪気はないのですが、母としては恥ずかしいので、止めて欲しかったです。なんて言えば良かったのか悔やまれます。

【男の子】1家庭の困りごと、対応や声かけ

いちごさま・大学生・自閉スペクトラム症
関係性をはっきりさせられず…
外見と性格はいいので、女子から好意をもたれ、一緒に学校から帰ったり、外出したりしていた。相手は「彼女」だと思っていたが、本人は関係性の定義をはっきりさせることができなかった。相手の受験を邪魔しない程度に支えてあげるアドバイスをした。(学校以外では塾の行き帰りにのみ会うためにこちらから出向くなど)

向き合い方はご家庭ごとにさまざま

お子さまの学齢が小学校高学年から高校生ぐらいになると、親御さまとの関わり方も異なってくる場合があるようです。今回は発達障害・知的障害のあるお子さまの、親子関係、異性との関わり方に関しての体験談を紹介しました。

各ご家庭ごとにそれぞれ、お子さまの特性に合わせて工夫されていることが分かりました。

日々お子さまと関わるなかで、様々な対応や声掛けなどの例が少しでも参考になればと思います。

次回「転籍」についての体験談を募集中!

次回は、6月に「転籍」についての体験談をお届けする予定です。

現在、皆様の中から、体験談をアンケート形式で募集しています。

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※「自閉症スペクトラム」の診断名は、2013年以降「自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害(ASD)」に統一されました。ただし、いまだ「自閉症スペクトラム」という略称や、「アスペルガー症候群」という表現も根強く浸透しているため、わかりやすさを重視して「自閉症スペクトラム」と表記しています。
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