保育園は何歳から入れる?入園時期を考える際のポイントも解説!

保育園は、共働き家庭の育児をサポートしてくれる心強い味方です。今や、保育園を利用する園児の人数は273万人(2022年厚生労働省の調査)です。近年、「保活」「待機児童」などの言葉をよく耳にすることから、「保育園=入りにくい場所」という印象を持っている人も多いのではないでしょうか。

働きながら子育てをしたいと考えている人にとっては、保活とともに「何歳から子どもを保育園に預けられるか」また、「何歳から預けるのが家族にとってベストタイミングなのか」なども、気になるでしょう。今回は、保育園に入園できる年齢や、家族にとって最適な入園のタイミングを考えるうえでのポイントなどを解説します。

保育園には何歳から入園できる?

1章 保育園には何歳から入園できる?

保育園とは、保護者の就労、病気、介護、通学、妊娠・出産などで、家庭で十分な保育を行えない場合に利用ができる施設です。大きく分けると、認可保育園と認可外保育園の2種類があり、園によってさまざまな設備や運営方針の規定などがあります。

入園できるのは基本的には0歳からですが、女性は労働基準法により出産の翌日から57日以上が経つまでは仕事に復帰できないため、保育園の受け入れも早くて生後57日以降となっています。

また、園によっては独自に受け入れ月年齢を定めている場合もあります。希望する保育園がある場合は、何歳から入園可能なのかを、まず確認する必要があります。また、出産後に最短で職場復帰したい場合は、条件に合う保育園が通える範囲の地域にあるかどうかも、確認しておくことが大切です。

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保育園と幼稚園に入れる年齢の違い

2章 保育園と幼稚園に入れる年齢の違い

保育園と同じく、幼稚園も子どもを預かってくれる施設ですが、入園できるのは保育園が0歳からなのに対して、幼稚園は満3歳からです。そのほか管轄なども違うので、下記の表で違いを確認しておきましょう。

保育園と幼稚園に入れる年齢の違い

参考:全国保育協議会「保育園とはどんなところ?」

 

保育園と幼稚園で一番の違いは、子どもを預ける目的です。保育園は、保育が必要な乳幼児を預かる「児童福祉施設」で厚生労働省の管轄です。一方幼稚園は、就学前の子どもが集団生活のルールなどを教わるための「教育施設」という位置づけで、文部科学省の管轄です。

預けられる時間にも違いがあり、保育園は1日8時間から最長11時間ですが、幼稚園の標準的な保育時間は1日4時間です。こうした点から、子どもが3歳になる前からフルタイムで働くことを考えている場合は、保育園が適しているとわかります。

 

認定こども園とは?

「認定こども園」は、保育園と幼稚園の機能をあわせ持った施設で、保護者が働いていない場合でも、0歳から子どもを預けることができます。

 

認定こども園とは?

※「認定こども園概要」(内閣府)を加工して作成

 

内閣府による2021年の調査では、認定こども園は全国で8,585ヶ所設置されており、認定こども園が導入された2007年の105ヶ所から大幅に増えていることがわかります。地域によっては、幼稚園・保育園を運営している園が、認定こども園に変更する場合もあります。また、私立幼稚園が認定こども園になったことで、利用料金が安くなったり完全給食になったりするなど、保護者にとってメリットとなる場合もあるようです。子どもの預け先を検討する際は、認定こども園も候補として考えてみると良いでしょう。

保育園に入りやすい年齢は?

3章 保育園に入りやすい年齢は?

一般に、保育園に入りやすいタイミングは、次のような理由から「0歳の4月」と「3歳の4月」と言われています。

0歳の4月が保育園に入りやすい理由

①定員分の空きがある
保育士1人が保育できる子どもの数は、0歳児では3人までと、国や自治体の配置基準によって定められています。そのため、0歳児クラスの定員は少ない保育園が多いのです。

ただ、1歳以上のクラスでは、4月に進級する在園児が「持ち上がり」で入ってくるので、定員数のほとんどが埋まってしまいます。0歳児クラスは、4月には定員分の空きがあることになるので、1,2歳児クラスよりは4月に入りやすいと言われています。

 

②0歳の4月はまだ育休期間中で、保育園を利用しない家庭も多い

育休は、女性の場合は産後8週間の産休後から、男性は子どもが生まれた日から、どちらも子どもが1歳の誕生日前日まで取得できます。子どもの生まれたタイミングにもよりますが、0歳の4月の時点では、保護者が育休中ということも多いようです。育休を利用し、子どもが1~2歳になるまでは自宅で成長を見守りたいという家庭もあるでしょう。

また、特に早生まれ(1月〜3月)の子どもは、4月までに生後57日以上たっていないために入園できない場合もあります。これらの理由で、保育園を利用しない家庭も多いことから、0歳の4月入園は競争率が低くなりやすいのです。

ただし、保育園によって入園できる月齢が違い、早生まれではなくても0歳の4月時点で希望の園に入園できない場合もあるようです。その場合でも、保育園は通年で入園を受け付けていて、定員に空き枠があれば入園できるので、途中入園でも0歳児はほかの年齢より入りやすいとされています。

というのは、厚生労働省の発表によると、2022年の0〜2歳児の待機児童数は全体の87.5%ですが、0歳児の待機児童数は全体の10.3%で割合が一番少ないのです。待機児童数が少なければ当然、入園できる可能性が高くなるというわけです。

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3歳の4月が保育園に入りやすい理由

①3歳児クラスのタイミングで受け入れ定員数が増える

保育士1人あたりが保育できる人数は、0歳が3人、1〜2歳が6人ですが、3歳は20人と大幅に増えます。子どもの年齢が上がるにつれて、保育士の手助けを必要としない場面も増えてくるため、3歳児の受け入れ定員数を増やす保育園が多くなります。そのため、前年度の2歳児が持ち上がったとしても、一定数の空き枠が生まれるので入りやすくなると言われています。

 

②幼稚園への転園などにより、空き枠が生まれやすい

家庭によっては、2歳までは保育園に通い3歳になったら幼稚園に転園する場合もあるので、3歳児クラスには空き枠が生まれやすくなります。実際に、3歳児の待機児童数は0歳児に次いで少なく、全待機児童のうち12.5%でした。

ただし、育休の延長は2歳までです。そこで、3歳での入園を考えるなら、育休明けから3歳の4月までの預け先を見つけるか、ママ・パパの働き方や労働条件の見直しが必要になる場合もあります。また、地域によっては2歳児クラスまでの保育園からの転入があるなどで、3歳ではより入りにくくなることもあるようです。希望する保育園があるときは、地域の状況も事前によく調べておくことが大切です。

それぞれの年齢で保育園に入園するメリット・デメリット

4章 それぞれの年齢で保育園に入園するメリット・デメリット

保育園に入りやすい年齢はありますが、受け付けは通年なので、どの年齢でも空き枠があれば入園することができます。保育園にいつから預けるのが良いかは、それぞれの家庭によって考え方が変わってくるでしょう。

保育園を決める前に、まず家庭の状況や子どもの性格などを考慮して、ベストな入園のタイミングを決めたいものです。それには、各年齢で入園する場合のメリット・デメリットを知っておくことが大切です。

4章 それぞれの年齢で保育園に入園するメリット・デメリット

上記のほか、どの年齢にも共通するデメリットもあります。まず、子どもは集団生活によって、風邪をはじめとする感染症にかかりやすくなることです。特に免疫力が低くなる0歳代後半だけでなく、どの年齢でも抗体を持っていない病気はうつるリスクがあります。そこで、入園して最初の1年間は、病気にかかるのはある程度しかたのないこと、と思ったほうが良いでしょう。

また園によっては、保護者の就職先が決まっていないと受け入れない場合もあるので、希望の園があったら申し込みに必要な条件をしっかり調べておくことが大切です。

保育園入園までのスケジュール

5章 保育園入園までのスケジュール

何歳で保育園に入園するのかを決めたら、具体的な保活のスケジュールを立てます。認可保育園に入園するには、自治体に申し込んで保育の必要性の認定を受けることも必要です。4月入園を目指す場合の大まかなスケジュールは、次の通りです。

4月〜6月:情報収集や自治体への相談
・7月〜9月:保育園の見学や希望園の決定
・10月〜12月:入園の申し込み、保育の必要性の認定申し込み
・1月〜2月:入園の内定または、ニ次募集の情報収集

保活の細かいスケジュールは、住んでいる地域の自治体や誕生月などによって違います。また、保育園は年間を通して入園を受け付けているので、4月以外の月に入園する場合のスケジュールも違ってきます。保活について詳しくは、参考記事でも確認してください。

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まとめ

まとめ

0歳から子どもを預けることができ、共働き家庭にとっては心強い味方となる保育園。入園しやすい年齢は0歳もしくは3歳と言われていますが、何歳から預ければ良いかは、各家庭によっても違います。預け始める年齢ごとのメリット・デメリットを知ったうえで、自分たちが保育園に子どもを預けるのは何歳からが良いのかを、よく考えてみましょう。

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