私がこの業界に入ったのは、知的障害のある一人の男性とそのご家族との出会いがきっかけでした。こだわりが強く常同行動(反復的な行動)があり、決められたルールを守ることが苦手だった彼。しかし、ご家族はその行動やこだわりを「彼の情熱であり、人生そのものである」と捉え、特性を尊重し、伸ばすような環境を用意しつづけてきました。結果、彼は自分の個性をのびのびと発揮できる環境で今生きています。
彼とご家族から、一人ひとりの可能性を広げていく上で最も大切なのは、特性の受け止め方であり、その一人にあった環境を用意していくことなのだと教えてもらいました。
とはいえ、特性を受け止め、その子にあった環境をご本人と家族だけで見つけ出していくのはなかなか難しいことです。そんなときに、頼ってもらえるパートナーでありたい。そう思っています。
安心して楽しく生きられる環境を一緒に探し、自分らしい人生を共に描いていきましょう。